さて、いよいよ登山の朝。シッカリ朝食を頂き、ピカピカのウエアに身を包み泥ひとつついてない、おろしたてのトレッキングシューズで山に入ったのだった。
やはり山の天気は変わりやすい。ポツポツ雨が降ってきた。森ーそこは見渡す限り緑一色。フシギな形をした屋久杉だらけ。その杉にからみつく別の植物。大きな岩を砕く根。そして、まるでフカフカの緑のジュータンのようなコケが、雨に濡れ緑色の宝石のような雫をキラキラ落とす。あたり一面マイナスイオンだらけ・・・その様がとにかく美しい。晴れているより、森は雨で保湿されている方が、断然美しいのだと認識した。360°どこを見ても感動する。何十年、何百年、何千年・・・生命が誕生した時から同じ場所で、ただジッとここで生きている。文句も不平も不満も、物言わず、ただここに・・・足を止め屋久杉眺めながら、哲学的な思いにふけっている時、黒い影がスッと動き驚く。・・・鹿だ、それは天然記念物の屋久鹿だった。一般的な鹿より、ひと回り小さく、愛くるしい顏と白いお尻がカワイ~
緑だらけの「もののけ姫の森」からさらに進み、そこから急に勾配がキツくなり、息をきらしながら山頂を目指し登ってゆくと、いきなりパノラマ
大絶景を独り占め
雨も上がり、大きな岩の上でランチ。スーパーで買った147円のおにぎり2ケと、登山途中、ペットボトルに入れた川の水・・・これがもーサイコ~~に美味しかった
目の前のパノラマ風景が大ごちそうで。こんなスバラシイ所に私一人だけなんて、こんな幸せ、これ以上の贅沢があるだろうか・・・
山から戻り、宿の温泉で身体を休める。食事もトビウオの唐揚げ。首折サバのスキヤキ・アサヒガニetc・・・そして屋久島の焼酎”三岳”。どれも”まいうぅ~”屋久島での初トレッキング、楽しかった。次回は必ず縄文杉に逢いに行くよ![]()
オマケ



