
Potential
「アルバムのタイトル曲です。可能性を秘めているという意味で「走ってください」なんかにテーマ、曲調近いものがあるんじゃないかな。この歌詞は、友達が書いてくれたんですが、その友達というのが、私にとっては、何でも話せるという間柄なので、そんな立場から私を見て、まだ可能性-----Potentialがあるんじゃないって私の事を書いてくれたんじゃないかと思うんです。本当に、自分自身に歌ったという感じですね」
上着とテレフォン
「これが最後にレコーディングした曲だったんです。9月か10月くらいから入っていて、出来上がった曲からレコーディングしていったんですよね。全体的にみると、この曲だけ詞の雰囲気が違うかなって感じもしたんですけど、反対にこういうのがあってもいいんじゃないかって思って」
ごめんね
「これは、男と女というよりは、女対女の戦いですね。自分の自我が強いと、どうしても主人公の女の子っていうのも、気の強い娘になっちゃうんです。(笑)このあいだも、コンサートで言ったんだけど、友情と愛情と、どっちを取るかと言われたら、女の子は絶対に愛情を取ると思うんです。で、それを女の子も認めてしまう。男の人は、メンツを大事にするけど、女の人はメンツより感情を大切にするんじゃないか、と思ってこの曲を作ったんです」
Dsddy's Photograph
「父親をテーマにしています。こういう詞、作りたいなと思ってたんですが、やっぱりあまりに身近すぎると、作れないですね。恋愛ものだったら別だとは思うんですけど、肉親をテーマにするとなると、まだ今の私では、うまい言葉で表現できなかったんです。たまたま、佐藤(純子)さんからこの詞をもらった時、あ、これすごくわかる、という感じですぐにメロディーが付きましたね。詞全体がメルディーをもってるっていう感じだったんです。特に、”こんな生意気に育って育ってごめんね”って1行は、グサッときました(笑)」
ふたつめの春
「最初はハッピーエンドで終わらせるつもりだったんですけど、なぜか自分の中に、絶対に幸せにさせたくないっていうのがあるんでしょうか(笑)。いつも別れるってシチュエーションが多いから、恋人同士の楽しい微妙な気持ちの動きみたいなもの、書きたいなって思うんですけど、ムズカシいんですよね。結局、別れさせてしまんです」
マイ・ペース
「今回のアルバムで、”マイ・ペース”と”Potential”っていうのが最初にあったテーマだったんです。この曲、本当は5周年記念の「アンジェーヌ」を出す時に作った曲だったんですが、ちょっとテーマが違っていたんで、じゃあ次のアルバムのテーマにしようということになったんです。今年で仕事を始めて満6年、そんな中で色々と仕事のこととかプライベートなこととかを考えてきたんですけど、この曲は、前向きな曲が多い中で、わりと立ち止まってるんですね。ちょっと振り返って、けど結果的にはもう引き返せないんだってことを、自分に言いきかせてるんです」
時がいくつ流れても
「曲の始まる所に笛の音が入ってるでしょう。これが最初は唐突に聞こえて、なんか能でも始まるんじゃないか(笑)って感じだったんだけど、家で聞いてみるとそんなに違和感がなくて安心したというか。今は、詞、曲、アレンジともに、一番バランスのいい曲だと思ってます」
Are You Happy?
「これも友達の詞なんですけど、今までに無かった世界の詞で、喫茶店がでてきたり、トランプ占いが出てきたり、そういう意味でも新しい面が出てるんじゃないかなって思ってるんです。曲も流行りのっていうんじゃなくて昔っぽくて、私はとても気に入ってます」



