いい意味でのガンコさ。美しいものへのこだわり。正しいものへの執着。ツッパリではないけれど、確かにつっぱっていた聖子。主張することが自分の役目だと、そう信じて、成長することに必死だった。その態度はもちろん今でも変わりはしないけれど、自分と違うもの、反対の位置にあるもの受け入れられる余裕が持てるようになった。
「曲のもつカラーにしても、いろんなものを唄っていかないといけない、唄っていきたい。そう思ってきました」
たとえば中島みゆき。今までBEST物を集めたテープしか聞いてなかったのが、最近になってアルバムを聞いてみた。自分が思い描いていた中島みゆき以外の中島みゆきを発見して、驚いた。
「えーっ、これが中島みゆきさん!?って感じの曲もたくさんあるんですよね。恥ずかしいけど、今まで知らなかったことだからビックリしました。私も、いろんなパターンの曲を唄いこなしていかないといけないんですよねえ・・・・・・」
聖子の、前進のスピードパターンは、少し不思議なカタチなのかもしれない。試行錯誤。進んだり、もどったりしながら、貪欲に・・・・・・。
「4月29日をアタマにしてツアーが始まるんです。今、決まっているだけでも30ヵ所ぐらいはまわります。初めての所では鹿児島に行きます。ツアーごとに、初めての場所がふえていく。私にとって、一番うれしいことですね」
内容は決まってる?
「まだ、レコーディングの最中なので何も話し合っていません。でも、たぶん・・・・・・」
曲は「ターニング・ポイント」中心に新しいアルバムからも何曲か唄う。場所によって、フォーリズム聖子バンドをバックに。聖子ひとりの弾き語りで。聖子とギター。そんなふうに幾つかのパターンが生まれる、らしい。あくまでも予定だが。
「パターンによって、構成や曲順、ピアノの弾き方まで変えなくてはいけないので、けっこう大変です」
でも、そうなると、幾つかの場所でそれぞれの聖子を聞きたくなるね。
「そうですね。コンサートってバックのふんいきや会場の大きさ、その日の天気なんかでも、印象やノリが変わりますからね」
見る側にしても、体調やそのときの事情、その日の朝何を食べたか、そんなことがコンサートに影響することもある。
「全部終えるのが、だいたい6月いっぱいくらいだと思います。私も頑張りますから、みなさんも期待して来てください」
レコーディング。レコード発売。ツアー。曲作り。そしてプライベートな時間。
「時間をムダにしちゃいけない。有効に使わないといけない。そんなコト、よく考えていたんだけど、最近は少しは流してみてもいいんじゃないかなって思い始めてる。ゆっくりと、まわりを見つめてみると、あらためて発見することがとても多いんだってこと、よく分かってきたから」
こういう言葉を聞くと、聖子を見つめるのが楽しみになる。
とりあえず、シングルを聞きたい。5月を待って、LPも。ツアーにもキットでかけていく。
今、彼女を見過ごすと、とても損なような気がして・・・・・・。一緒にいたい。”同じ季節(とき)を走ってください”
なぜか、以前の、この言葉を・・・・・・。
「風の予感」・・・・・・。
私たちが予想してるものと、たぶんそんなに違ってはいないだろう。
以前にもUPしましたが、
今回の記事にある
広島での1984.5.23の
「SHOKOと語ろうTEA TIME」
18:30からのイベントに朝7:00から並んでいた方が今年九州遠征に2回一緒に出掛けた広島3人組の一人の「むらさん」ですからねぇ。
スケジュール
5月13日(日) 伊勢崎・ナカジマ伊勢崎店ホール 12:00~
高崎・新星堂高崎店ホール 16:00~
21日(月) 京都・十字屋大宮サロン 17:00~
23日(水) 広島・河合楽器ホール 18:30~
27日(日) 東京・荻窪新星堂ホール 16:00~
6月 9日(土) 東京・銀座山野楽器ホール 16:30~
10日(日) 仙台・日本楽器ヤマハホール 18:00~
岩手教育会館4F会議室 13:00~
16日(土) 大阪・サウンドスポット(阪急グランドビル29F) 14:00~
17日(日) 福岡・ベスト電器8F 14:00~
23日(土) 横浜・ニューハトヤビル6Fホール 17:00~
24日(日) 札幌・ヤマハ・サロン 11:00~
オマケ
「海猿」で伊沢環菜と仙崎大輔がロケした、呉港の陸橋。
オレンジの矢印のとこですけど、ちょっと小さいですね。
それでは皆さん良いお年を~



