未完成
2021年の十三夜のお月見は今夜です
十五夜は中国由来ですが、十三夜は日本が独自に生み出した文化です
日本の気候が中秋の名月の十五夜の頃はお天気が悪くなってお月見が出来なくなることが多かったために
お天気が良くて晴れることの多い十三夜に秋の収穫に感謝しつつお月見を楽しむ習慣になったと一説にはあります。
十五夜と十三夜を合わせて”二夜の月”とも言うようで、十五夜にお月見をしたら十三夜にもお月見をしなくては
縁起が良くない「片見月」になるとの言い伝えもあるので、十五夜のお月様を満喫した方は今夜もお月様を
見上げてみてはいかがでしょうか?
日本独自の文化である十三夜の月見ですが、とても日本らしいなと思うのがそのお月様の姿です。
今年も満月は20日ですが、毎年十三夜は満月の少し手前になります。
あと少しで満月になる少し欠けた姿のお月様。その未完成の姿の美しさを趣と捉えて楽しんだ日本人。
とても風流で日本人らしさを感じます四季のある美しい国で様々な繊細な文化を生み出さした感性
最近は四季が曖昧になりつつあるようにも感じますが、いつまでも素敵な文化を大切にしたいですね
「栗名月」「芋名月」「豆名月」とも言われる十三夜。
秋の農作物の収穫を感謝して、栗や芋、豆などを月にお供えをする習慣が十三夜です。
お団子と一緒に美味しい秋の味覚も楽しんでください
”未完成”にはこれから完成してゆく未来への夢や期待もありますね
あなたの未来にステキな時間が待っていますように・・・