●更年期に入って太って来た。肉が大好きで良く食べるのが原因だろうから、肉を減らすべきなのか?

こんにちは。一美キンロスです。

更年期に入ると、体重に変化が出てくる場合が、多いです。

体重が増えてくる場合も多いですが、逆に、痩せてくる人もいます。

今回は、更年期で太ってくる場合にスポットを当ててみます。



こんなメールを頂きました。

更年期で、太って来ました。

私は、お肉が大好きで、毎日のように食べます。

お肉を減らせば、痩せて来るでしょうか?

S様より


更年期で太ってくる場合の大きな理由は、女性ホルモンのエストロゲンが減ることです。

エストロゲンには、様々な働きがあります。

その1つは、脂肪の代謝を促進することです。

だから、更年期は、脂肪が溜まりやすくなる場合が多い、という訳です。

脂肪と聞くと、肉を減らせば良いのか、と思う人は、多いですね。

でも、脂肪が溜まる一番の原因は、砂糖、精白穀類の摂りすぎですよ。

ごくごく簡単に説明してみますね。

砂糖、精白穀類は、食べたらすぐに、ブドウ糖に分解されて、エネルギー源になります。

でも、体をあまり動かさないライフスタイルだと、エネルギーを作り過ぎて、余ってしまいます。

その余ったものが、脂肪に変換されて、溜まるのです。

だから、体重を減らしたいなら、まず減らすべきものは、砂糖、精白穀類です。

でも、残念ながら、肉は今まで通り、たくさん食べても大丈夫という訳でもないのです。

肉の食べ過ぎは、別の意味で、健康リスクが高いのです。

これも簡単に説明してみます。

肉に含まれる必須脂肪酸は、大半がオメガ6です。必須脂肪酸は、もう1つ、オメガ3がありますが、典型的には、青魚に多く含まれます。

また、加工食品にも、オメガ6が、たっぷり含まれます。

だから、肉食が多くて、魚が少ない、しかも加工食品も良く摂る、という食習慣だと、オメガ6が、オメガ3より、非常に多くなります。

そうなると、炎症性が出て、ひいては、心臓病につながる。

そういうケースが、侮れません。

しかも、エストロゲンには、心臓病を予防する作用を持っています。更年期で、それが少なくなって来ると、この作用が減ってしまいます。

だから、更年期の女性は、青魚のような、オメガ3を含むものを、それ以前より意識して、充分に摂って欲しいのです。

原則は、肉は楽しめばよいけれど、青魚も増やす。です。

しかし!まだ、あるんです…。

肉も魚も、調理方法によっては、発癌物質を発生します。

また、魚は、海洋汚染が心配です。

だから、調理方法、食材の質、そして、解毒になる食べ方にも、気配りしたいのです。

簡単に説明すると、このようになります。

詳しく知って、毎日の食事に取り入れたい場合は、これが便利ですよ。



便秘、皮膚炎、アレルギー、生活習慣病、婦人科系の疾患など、あきらめていた慢性病が解決に向かう可能性があります。