イギリスで「食改善ナビゲーション」開講!

「妊娠中に特に注意すべき、栄養素」は、栄養学のテキストからまとめて、コース参加の方々で、ご興味ある方に、差し上げています。

日本に居る時とは、環境も違えば、食べるものの傾向も、知らず知らずのうちに、変化しがちなので、妊娠する可能性がある人は、イギリスでは、どんな留意点を啓蒙しているのか、知っておいて損は無いかな、と思うので。

その中から、特に強調されている点を、三つ選んでみると、

・葉酸:妊娠する、少なくとも三ヶ月前から、たっぷり摂取しましょう。サプリメントと食物と両方で、是非是非!!

・ビタミンA:十二分に摂取しないといけないとは言え、過剰摂取には、くれぐれも気をつけよう。

・ビタミンD:特に冬など、日光に当たる機会が少ない人は、サプリメントが必然。



というようなことになります。

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もう少し詳しく説明すると、

・葉酸は、緑黄色野菜、それから、お馴染みの玄米にも多く含まれている、ビタミンB群の栄養素ですが、特に妊娠のごく初期に欠乏すると、胎児が神経管障害を起こしたり、「みつくち」になってしまう、というので、妊娠の三ヶ月前くらいから、要注意、と啓蒙されています。

・ビタミンAですが、妊娠中に、充分に摂取することは大切だけれど、動物由来のレチノールを摂り過ぎは、催奇性をもたらすので、レバーやレバー製品は、避けた方が賢明、とのこと。

・ビタミンDは、特に、カルシウムの吸収と関係している点からも、不足しないようにするのが肝要。

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さて、ここで、注目ポイント♪

・・・私の典型的な一週間の食事を、栄養素ごとに分析した記録があるんですが、そういう食事だと、どうなのかな、とチェックしてみました。

肉は、その週は、一度、ほんの少し。魚も、一度、少し、摂りましたが、所謂「穀菜食」主体ではあります。

結果は、

これらの条件、全部、推奨量、クリア なんです。

特に、食品からだけでは、不足しがちだから、と、サプリメント摂取を促されている、葉酸とビタミンDも、大丈夫。
・・・一週間平均でもそうだったけれど、7日間、全部、クリアしていて、我ながら吃驚した程!

Oh!! これで、いつでも安心して、妊娠出来る♪ 

・・・いえ、年齢的にも、無理ですが!

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もう一つ、口から入れる量では大丈夫でも、実際の吸収量では不足する、という事も有り得ますが、精白ものは、出来るだけ食べないようにしているから、カルシウムの吸収阻害も心配無いと思うし、etc.で、問題無いはず。

・・・でも、もし本当に、妊娠を考えていたら、ミネラルの吸収を阻害するフィチン酸を減らすため、毎食ではなくても、玄米を発芽させてから食べることが増えるかも。

あとは、やっぱりミネラルを奪う事になってしまう、砂糖は、もっと気をつけて、避けるようにするかな。

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そうそう、砂糖と言えば、カラメル化を念頭に置き過ぎて、てんさい糖とは言え、砂糖たっぷりで作ってしまって、舌がビリビリした、前回のタルト・タタン。

てんさい糖は、大さじ2杯くらいに絞って、それから、バターではなくて、菜種油に置き換えた、私なりのレシピて、もう一度、作ってみました。(トップの写真に写っているのが、それ。)

文句無く、美味しかった!そして、勿論、前回のように、舌ピリピリも、しなかった♪

*一緒に映っているのは、亡義父が残したものの一つ、「ストーム・ランプ」。ヨットで使っていたらしいですが、使わなくなってからは、屋根裏で誇り、じゃなくて、埃(!)にまみれていたのを、夫が持ち帰って来ました。
・・・哀しいことに、8時には暗くなり始めて来たので、ロマンティック感の醸成の為にも(!)、このランプ、使い始めました。

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そうそう、Modsさんのコメントにあった、「塩水をくぐらせてから調理すると、何故に、りんごが甘甘になるのか。」・・・実は、メカニズムは不明だったんです。どう検索しても、出て来ないので、そのままにしてたんです。。やっぱり知りたい、と改めて思ったので、塩メーカー二社に、問い合わせました。答えが戻って来たら、紹介しますのでね。

・・・よく言われているのが、味覚神経は、塩味を先に感じるので、それと対比し、より甘味を感じるから、ということなんですが、つまり、錯覚。本当にそうなのか、或いは、塩が「甘味を引き出す」効果を持つのか、この際、確実なところ知っておきたいです。