ロシア政治経済ジャーナリストの北野幸伯さんのブログより。
「 国家の品格 = 人 」
世界にはいろいろな国があります。
自然がめちゃくちゃキレイだったり、何千年も前の建築物が残っていたり。
しかし、結局ある国の「品格」を決めるのは「人」ですね。
たとえば道をたずねたときに、親切に教えてくれるだろうか?
買い物をしたとき、ボッタくられないだろうか?
約束をきちんと守ってくれるだろうか?
何かトラブルがあったとき、誠実に対応してくれるだろうか?
などなど。
ジム・ロジャーズさんは、アゼルバイジャンの大富豪にあった時、
「いかにずる賢く大金持ちになったか」を自慢され、「こりゃダメだ!」と幻滅したそうです。
面白いのはジムさん、「この男はダメだ!」と思うと同時に、「この国はダメだ!」と判断したということ。
世界3大投資家でも、一人の男の言動を見て、「この国はダメだ!」と判断するわけです。
私が、何回か受けた親切で「フィンランドはすばらしい」といってるのも、同じことですね。
だから、一人一人の責任は重大です。
日本は、おそらく世界でもっとも「品格のある国」だろうと思います。
道をたずねると、わざわざスマホを取り出し、ネットで検索し、その場所まで連れて行ってくれます。
東日本大震災があったとき、世界は「なぜ暴動が起こらない?」と驚愕しました。
私たちが守りたいのは、日本のそんなところですね。