去る5月11日に神戸・大阪間の鉄道が開業150周年を迎えました。

JR西日本から、主要6駅の入場券と台紙をセットにして1,500円で、インターネット限定販売され、先月申し込んでいたものが昨日届きました。

 

 

DISCOVER WEST mall での販売で3,000セット限定ということなので、発売開始直後に申し込まねばと思っていたのですが、WESTER会員になる必要があり、手間取っている間に2日が過ぎてしまいました。それでも無事に申し込みを済ませ、6月初旬から順次発送とのことでしたが、予想以上に早く受け取ることができました。

 

 

今 DISCOVER WEST mall のサイトを覗いてみると、まだ販売が続いているようです。一般に宣伝されている様子もなく、鉄道マニアでもJR西日本エリア外に住んでいたら、情報を得ていない方も多いのではないでしょうか。それとも、ただ単に人気がないだけなのか(笑)

 

 

同梱されていたカードの両面です。

 

 

入場券の表面は、駅名が異なるだけで、117系新快速がデザインされた同じものです。

 

 

ところが通常の切符とは異なり、裏面に各駅の解説が貴重な写真を添えて書かれています。

 

 

入場券の有効期限は1年間、発券番号はすべて0737で統一されており、おそらくセットごとにナンバリングされているのでしょう。

 

 

 

大阪から三ノ宮までは阪急や阪神と走行区間が近接し、昔から熾烈な競争が続けられています。JR西日本の駅名には国鉄時代から「ノ」の字が入っていますが、阪急や阪神、神戸新交通、神戸市交通局の駅名は地域の通称名通り「三宮」となっています。外国人観光客にもわかりやすいようにと、2013年に阪急が、2014年に阪神が相次いで駅名を「神戸三宮」に変更しました。

 

 

 

神戸新交通のポートライナーが、都市部の三宮とポートアイランドを結んでいるのはよく知られていますが、こちらの住吉駅からも神戸新交通が六甲アイランドまでの六甲アイランド線、通称六甲ライナーを運行しています。ポートアイランド、六甲アイランドともに神戸市の人工島ですが、ポートアイランドには空港や観光施設、商業施設があり、最近ではいくつかの大学が設置されているのに比べ、六甲アイランドは住宅地域と工業地域、港湾施設の3つから構成されているため、六甲ライナーの利用者は限定されており、ポートライナーほどの知名度はないようです。

 

 

 

酒どころの西宮です。バスガイドさんの話だったのか、落語の枕だったのかわかりませんが、西の方から大阪に向かう列車に乗った酔っ払いが、「たくさん飲みや」(三宮)「二升飲みや」(西宮)「甘酒も」(尼崎)と車内アナウンスを聞いて喜んだという話を、子どもの頃に聞いたのが何となく頭に残っています。

 

 

 

尼崎駅を地元では「JR尼」と呼んで、「阪神尼」と区別しています。開業当初は神崎駅で、尼崎港線の尼ケ崎駅を尼崎港駅に改称し、神崎駅を尼崎駅に改めました。

 

 

尼崎駅は、駅近くで起きた悲惨な脱線事故で多数の死傷者を出し、全国的に有名になりました。来春で事故から20年が経ちますが、ご家族の悲しみはいつまでも続きます。

 

 

ようやく大阪駅に到着です。

 

 

 

現在の駅舎は2011年に開業した5代目ですが、15分間隔の発車を売りにする新快速の看板が掲げられた3代目が、私にとっては最も印象に残る建物です。

 

 

さてさて台紙に切符をセットしましょう。穴に差し込んだのち、台紙の剥離紙を剥がして両面テープで貼り付け、3面開きの台紙を冊子の状態にするようです。

 

 

硬券であり、台紙も厚いのでしならせることができず、スライドさせて挿入するには少しコツが要ります。

 

 

6枚のセット完了です。

 

 

両面テープで貼り合わせていませんが、見開きがこのような体裁になります。たまには抜き取って切符の裏面を見たいのですが、貼り合わせると切符の抜き挿しが困難になりそうなので、貼るのはやめておこうと思います。

 

 

台紙を閉じました。袋に入れて大切に保管します。