現在のレイアウトの全景です。空白地帯はほぼなくなりました。

 

 

1年前の今頃は台枠を制作していたので、かなりの進展です。

 

その前の1年以上は、手書きやレイアウターでいろいろとレイアウトプランを考えていました。L型なども考えていましたが、与えてもらった部屋が細長かったので、長方形に決まりました。

 

 

3尺×6尺の定尺べニアでは少々狭いのでもう少し広くしたい。部屋の大きさと自分の工作力の限度を考えて、レイアウトサイズは910㎜×2420㎜(910×1820+900×600)にしました。13㎜厚のべニア合板を購入しましたが、裁断して販売している合板はきっちり900㎜にカットされていたので、下の写真のように少し短くなっています。

 

 

枠組みは1×4のSPF材を用いました。長辺は1×6が欲しかったのですが、そのサイズの製品はないようだったので、太い方がしっかりするかと思い2×6を買って帰りました。ところがそれではあまりにも重過ぎることがわかり、1×4をダボで接続しました。電動ドリルを使っての初めてのダボ穴工作で位置合わせに必死だったため、気持ちに余裕がなく写真撮影していませんでした。

 

 

上板のべニア合板の継ぎ目と枠のSPF材の継ぎ目が同じ位置にならないように長さを逆にして取り付け、更に脚や補強板で安定させるようにしてあります。

 

台枠づくりにおいて長期間悩み続けたのが脚をどうするかです。

 

30年前は小さな子どもに破壊されないためと、部屋のスペースの確保のために、スチール製のラックを組んで目の高さに置いていました。しかし目の高さだと作業が困難で、子どもが一人で見ることができないので、大人が座ってみる高さで子どもが立って見れる高さを考えました。

 

スチールの枠は重くて取り回しが大変なので却下。

次にイレクターパイプを考えましたが、利用したことがなくイメージがわきません。定型以外は裁断も必要でコストもかかります。台枠をどう載せるかがしっかりと理解できなかったのでこれも没。

材木を使って自作の脚を取り付けるのは、これまでのDIY経験からガタつきが起きること間違いなし。

それならば既製品の脚を買ってはどうかと調べてみました。しかしこれも条件にあう商品は見当たらず断念。

コマ付きのスチールラックを4隅に取り付ければ、移動もできるし棚も使えるのではと考えましたが、4つも購入するとなるとこれも大きな出費になるためアウト。

 

どうやって高い位置に設置するのか決まらないままに台枠を組みました。

 

 

散々悩み続けたのに、ここで急展開です。余った2本の2×6のSPF材は長すぎて置き場所もありません。この2本を使えば800㎜が6本取れるので、6本脚にしてみようと考えました。狂いなく同寸法に切る腕はないので、取り付け時に調整してみようと考えて取り掛かりました。

 

 

4隅以外の脚はちょうど真ん中ではなく、補強材の所に取り付けることにします。この補強は、前述のべニア合板の継ぎ目と枠のSPF材の継ぎ目の2か所に設けてあります。脚を挟み込んで固定するため、脚の幅に合わせて2本取り付けました。もし6本脚で持ちこたえられなければ、SPF材を追加購入して8本脚にするために、両方に同じ作業を加えてあります。

 

 

この補強材で脚を挟むことが功を奏しました。しっかりと挟まってくれているので2本脚で立たせ、下に潜り込んで頭と背中で台枠を支えながら遠い方の角に足を取り付けました。これで3点が決まったので平面が決定したわけです。

 

 

残り3本の脚は床に接地することを優先して台に取り付けていき、最後に補強材に挟んだ脚をもう一度よく確認したうえで固定しました。私のDIY歴で初めてまったくガタつきのないものが出来上がりました。

 

 

グラつかないように厳重に取り付けてあります。

 

 

しっかりと支えられていて、追加の脚は必要ありませんでした。

 

 

意外と軽くて、コマを付けなくても、簡単に滑らせて移動することができます。

 

 

床への傷防止のため、キズ防止フェルトを貼っておきました。

 

 

材木にかかった費用は、後のトンネル部分も含めておよそ6,000円でした。いくつかの没になった計画と比べると、かなりの低コストで作ることができました。

 

 

カネライトフォームを2枚で2,200円。基盤に使ったのは1枚と3分の1ですが、後々の工作で残った分も重宝しました。

 

 

線路の仮敷設を終えた状態です。

 

 

4㎜厚のべニア合板でトンネル部分の工作。柱の角材は廃材利用です。

 

インターネット検索であれこれ悩んでいた頃と、ちょうど1年前の大工仕事を振り返りました。