嵯峨信之『詩集未収録詩篇』を読む(99) | 詩はどこにあるか

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* (ぼくの意識は収穫をあげているのだから)

ある日の開花

 「収穫」は「開花」と言い直されている。
 そうすると「開花」したのは「意識」だろうか。
 この詩の断片は、そうした「比喩」よりも「だから」という「論理」の方に深みがあるかもしれない。
 「だから」と説明しなくてはいられない苦悩。「論理」しか頼るものがないという苦悩が潜んでいる。




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詩集『誤読』は、嵯峨信之の詩集『時刻表』を批評するという形式で書いたものです。
オンデマンドで販売しています。100ページ。1500円(送料250円)
『誤読』販売のページ
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