人を憎んだことを
愛したことを
生命の皿の上にのせてみる
この「皿」は天秤の皿のことだろうか。憎んだことと愛したことを、天秤で測ってみる。「生命」そのもので測ってみる。
嵯峨は「魂しい」と書くのだが、なんだか「未練」のように私には感じられる。
「魂」の定義を私は知らないし、「魂」が存在するとも考えないが、嵯峨の「魂しい」は、多くの人が言う「魂」とは違うものかもしれない。
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詩集『誤読』は、嵯峨信之の詩集『時刻表』を批評するという形式で書いたものです。
オンデマンドで販売しています。100ページ。1500円(送料250円)
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