* (駱駝は砂漠のなかを大きな数字を踏んで歩いていく)
「大きな数字」とは何か。
「無限」ということを考えよう
嵯峨は「無限」と言い換える。駱駝は砂漠を無限を踏んで歩いてく。無限に向かってではなく、踏んで。
そのあと「蛇」と「蝶」の比喩があり、最後にこう書かれる。
--いま「僕」というものを考えている
「駱駝」も「蛇」も「蝶」も、「無限」も「僕」である。ことばにするとき、つまり「考える」とき、すべては「僕」になる。
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詩集『誤読』は、嵯峨信之の詩集『時刻表』を批評するという形式で書いたものです。
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