2018年08月27日の西日本新聞夕刊に「翁長氏の県民葬10月9日に」という記事が載っている。
県議会の一部会派は当初、9月30日投票の知事選より前となる四十九日の法要前の開催を求めていたが「政治日程とは切り離し、静かな環境で開催すべきだ」との意見が与野党内で強まっていた。
また「静かな環境」という表現が出てきた。
安倍が持論を押し通す時に繰り返し使われている。
天皇の生前退位を巡る審議(有識者会議)、日ロ首脳会談(山口で開かれた大失態の会談)、それから次の天皇の即位の日(これは統一選に配慮)という具合。
民主主義とは「静か」ではなく「騒がしい」もの。つまり、批判、反対意見が飛び交うもの。そういうものを封じ込めて、安倍は独裁を推し進める。
知事選前に「沖縄県民葬」がおこなわれれば、県民は翁長知事を思い出す。民意が翁長知事路線に傾く。自民党の候補が苦戦する(負けるかもしれない)。だから、県民葬は知事選の後に、と考えているようだ。
「静かな環境」というのは、民主主義を否定するために使われている。
「静かな環境」という暴力(独裁)を許してはならない。