水の周辺 2 | 詩はどこにあるか

詩はどこにあるか

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水の周辺 2



ゆるむ。ゆるく、
ふくむ無念がくらくふくらむぬめる
腐敗ぬらぬら。



ふれる、ふれ、ふる、ふらるり、ふれふれ。
(雨が木の上に立っていた。)

ふれる、ゆるりゆれず、
ゆるやかな傾きつかめぬつかの間のつや。



うねるうれいのくねりうねるうれしさくねくね
うねうね。




半濁のなまぐささうるさく、
ぬくみにぬれるたくらみの悪どさくろく、
ひかる。




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