紙の上に | 詩はどこにあるか

詩はどこにあるか

詩の感想・批評や映画の感想、美術の感想、政治問題などを思いつくままに書いています。

紙の上に

紙の上に横たわる鉛筆の影は
私の感情になりうるか

と書いたまま、動かなくなることば。
その真ん中に鉛筆で傍線を引く。

ここでことばが真っ二つになり、
隠れていた意味がさわぎはじめれば

きょうの私の詩はおわることができる、
はじまることができる。