冬の朝 | 詩はどこにあるか

詩はどこにあるか

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冬の朝

最初に見つけたのはだれだろう、
ケヤキ、モミジと枯れた枝を飛び移りながら
あんなにもせわしなく情報交換をするみたいにさえずりあっていたのに、

いまは何を話していたのか忘れてしまったように無口になって、
ベランダに置かれた半分のミカンをつついているメジロが二羽。
私は、その夢中から何重も外側にいる。