好みでなかった | 詩はどこにあるか

詩はどこにあるか

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好みでなかった

好みでなかった。
ぜんぜん洒落ていない
目の光が弱かった。
それが目立った。

手はコップを握り締めていた。
コップのなかにはひとつの考えも残っていなかった。
私と同じだ。
でもつきあってしまった。

腹が立った。
裏切ってやりたい。
だれを?
私の欲望を、

唇が乾いて割れていくのがわかった。
どこへ行く?
信じていない、
という顔をされた。