模倣と剽窃 | 詩はどこにあるか

詩はどこにあるか

詩の感想・批評や映画の感想、美術の感想、政治問題などを思いつくままに書いています。

模倣と剽窃

自然が芸術を模倣するとき、
私は知らない家の庭にあふれる枯れた草花を見て
記憶のなかの本を剽窃する。

折れ曲がった茎に残った花びらの周辺が錆びている。
金属で造った花のように死を生き続ける私の花よ!