秋の花 谷内修三
空から半壊の意味が舞い落ちる
セロファンが陰影をとじこめる水面に
そのとき花は死をおそれて息を吐き、浮上する (と
私は 鏡のなかにすら書くことができない
ひらがなで教えているのはだれ?
ふりかえらぬまま見つめる
夢に見る無音のなかを口が倒れていく
(2011年11月11日)
*
八柳李花さんと「往復詩」をはじめました。
これは1回目の私の作品。
八柳さんの詩集「サンクチュアリティー」からインスパイアされて書きました。
タイトルの「秋の花」は季節の秋と李花さんの花を組み合わせたもの。
「連句」の発句、あいさつのようなものです。
続きはファイスブックの「象形文字編集室」でお読みいただけるとうれしい。
私の作品は随時、ここで掲載します。