秋の花(往復詩1) | 詩はどこにあるか

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秋の花       谷内修三

空から半壊の意味が舞い落ちる
セロファンが陰影をとじこめる水面に
そのとき花は死をおそれて息を吐き、浮上する (と
私は 鏡のなかにすら書くことができない

ひらがなで教えているのはだれ?

ふりかえらぬまま見つめる
夢に見る無音のなかを口が倒れていく

                           (2011年11月11日)


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八柳李花さんと「往復詩」をはじめました。
これは1回目の私の作品。
八柳さんの詩集「サンクチュアリティー」からインスパイアされて書きました。
タイトルの「秋の花」は季節の秋と李花さんの花を組み合わせたもの。
「連句」の発句、あいさつのようなものです。

続きはファイスブックの「象形文字編集室」でお読みいただけるとうれしい。
私の作品は随時、ここで掲載します。