朝日新聞の「忖度」 | 詩はどこにあるか

詩はどこにあるか

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朝日新聞の「社説」(2022年07月22日)。

以下の部分、意味がわかりますか?

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選挙活動の組織的支援や政策への介入など、教団と政界の関係は種々取りざたされる。岸信介元首相以来の付き合いといわれる自民をはじめ、各党・各議員は自ら調査し、結果を国民に明らかにする必要がある。

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各党・各議員は、自ら何を調査する?

「選挙活動の組織的支援」

これは、たとえば今回の参院選で、統一教会から何人がボランティアとして活動したか、ということ? 組織票として何票獲得したか、ということ?

これは、「ボランティア」と主張されたら、拒めないのでは?

組織票は、選挙の秘密(投票の秘密)があるから、やはり答えられない。

だれも答える必要はない。

「政策への介入」

たとえば話題になった「こども家庭庁」の問題? これだって、自民党の誰かが「とてもいい案だと思った」と言えば、すりぬけられる。

逆を調べる必要がある。統一教会からの「働きかけ」ではなく、議員側からの「関与」を調べ、公表する必要がある。

国会議員が(安倍が)、何回統一教会が関係する催しに参加したか、関与したか。いつ、どこで、何回、を調べないといけない。

ビデオメッセージもそうだが、雑誌の表紙になるとか、その具体的な媒体と、回数。

「儀礼的なあいさつ(つきあい)」だとしても、全部、公表する。

あるいは、秘書の「身元」をあかし、統一教会の信者かどうかを確認する。(宗教の自由があるから、これはたぶん調査しきれない。答えたくない、と拒否さればおしまい。)

政策にしても、「介入」があったかどうかではなく、何らかの「知恵」を借りたかどうか、統一教会のつかっている文言を「流用」していないかどうか。(これは、偶然の一致」があるからむずかしいけれどね。)

朝日新聞の社説は、さっと読むと「的を射ている(国民の声を代弁している)」ように見えるけれど、実際はあたりさわりのないことを「表面的」に書いて、その場をとりつくろっているだけ。

まともなことを言っているふりをしているだけ。

統一教会が何をしたかではなく、議員が統一教会に何をしたか、その見返りは?

それを議員に聞き、問い詰めないといけない。