コロナ感染者数のなぞ | 詩はどこにあるか

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はっきり見えないかも知れないが、これは読売新聞の2021年5月25日、26日の朝刊国際面に掲載されている世界のコロナ観戦状況。
フランスに注目。
25日598万人を超えていたのに、26日566万人激減している。
私はフランスの感染者が600万人に達するのと、ドイツの感染者がスペインの感染者を上回るのは、どちらが先か気にして注目していた。
ドイツの方が先だった。
あのドイツでさえ、感染者抑制に手を焼いている。
フランスの今までの数字が間違いだったのか、26日の数字が間違いなのか。
あるいは、表は恣意的に操作されているのか。
という疑惑を持つのも、日本の数字に疑問を持つからでもある。
たとえば。
アメリカは、24日(日本時間25日)、日本への渡航中止勧告を出した。なぜ、いま?
日本の9都道府県に出ている緊急事態宣言は延長される見通しになったが、感染者は減っていると発表されている。奇妙である。
国民には知らされていない数字が、どこかにあるのではないか。
フランスのきょうの数字が間違っているだけなのかもしれないが、私は、いろいろ疑問に思うのだ。
 
 
さらに。
国内のコロナ感染者。
東京都の25日の感染者は542人。記事には1週間前に比べて190人すくなく、12日連続で前週の同じ曜日を下回った、と書いてある。
事実だろう。
しかし、24日発表は340人なのだから、前日比では202人の増加である。数字の評価は、基準をどこに置くかで変わる。
危険を小さく見せるか、大きく見せるか。
客観的に見えて、恣意的なのが数字の魔法である。
見出しにしても、25日は、新規感染3000人下回る、一か月ぶり、だったのが、26日は沖縄最多256人、全国3900人感染。全国的には前日を900人も上回っているのに知らん顔である。
情報は、自分で分析してみよう。
その分析が、専門家からみて不適切であっても、自分の疑問を大切にしよう。