受講者の中に「喫煙者」がおられますので
今月のテーマを「脳梗塞」から急遽「肺」に変えました。
前回の講習の資料をより分かりやすく、イラスト多くに編集しなおしました。
脳梗塞も重要ですが少しでも早く
喫煙の害や肺の病気を知る事でたばこをやめていたければ良いと思います。
肺の病気は進行すると不可逆的な物が多く
気管支の疾患を併発している場合も多いです。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)に呼ばれる状態では
肺も気管支も、何と言うかボロボロです。
肺は毎日2万リットルもの空気を吸い込んでいるので休む事が出来ない
トラブルを起こすと厄介です。
ガス交換が出来ないと
口・鼻を塞げば症状は分かりますよね
気管支拡張症?気管が拡張すれば空気が沢山吸いやすいのでは?
そんなに良い状態なら「病気」とは呼ばれないですよね
そんなに甘い病気ではありません
しかも、たばこの煙には70種類以上の発がん性物質が含まれています。
講習会では資料に写真はあまり使わないようにしています
というのも生々しい臓器の写真、病変した臓器の写真がどうにも苦手という方が
案外多いからです。
肺も写真を使いたいのですが、イラストで分かって頂けると幸いです。