私は十年くらい前まで
椎名誠さんの熱狂的なファンで、
彼の著書はたいてい読破していました。
中でも彼の私小説、
『新橋烏森口青春篇 』や、
『哀愁の町に霧が降るのだ 』
『銀座のカラス 』、
彼の息子さんのことを書いた『岳物語 』が
大好きで、何度も読み返しています。
今は、『哀愁の街に霧が降るのだ』を
読んでいます。
この本は、椎名誠さんの著書に挿絵を描いている
沢野ひとしさんや弁護士の木村晋介さんと過ごした
楽しくも激しい(?)青春時代のお話しです。
この本を読んだのはとても久しぶりです。
椎名誠さんと、沢野ひとしさんは高校からの
幼なじみで、いろいろないたずらをしたという
話が載っているのですが、
そこで笑ってしまったのが次のくだりです。
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しかし、おれと沢野は相変わらずほとんど勉強は
しなかった。
そしておかしなことに、勉強をしないおれと沢野の
書く文字というのが驚くほど似ていたのである。
これには二人とも驚いてしまった。
太いペンで丸まっこいじを書き、両方ともカタカナの
「フ」とひらがなの「つ」の見分けがつかなかった。
『哀愁の町に霧が降るのだ(上)』新潮社
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ここを読んで「そりゃあそうです!」と、
思わず突っ込みを入れてしまいました。
文字は思考と行動のアウトプット。
似た行動を取る人なら文字は似て当然だし、
影響を受け合っている同士なら
ますます似てくることは必至です。
しかも、いたずらばかりいていたのですから
丸っこい文字を書くのも納得です!
どうして丸っこい字で納得かはこちら を読んでね
文字は私たちが思う以上に人に影響を与えます。
上司と部下、夫婦、親子など、
影響を受ける人(下の人)が上の人の文字に
似てくるんです。
だから、上に立つ人や影響力のある人は
筆格の高い文字を書く必要があるんです
会社の社長は
字を変えるだけで売り上げだって変わります!
改善文字で思考パターンを変えるということも
大きいですが、
改善レッスンを続けることで、気持ちが落ち着き
リラックスできるので、そのゆったり感が
周りによい影響を与えるということもあると思います。
だから、このくだりを読んで
椎名誠さんと、沢野ひろしさんは本当に良き友として
共感し合っているんだなということがわかりました。
こういう関係ってうらやましいですね
人に良い影響を与える文字が書けますよ!
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