パーソナルトレーナーの体験会のコツ①「まずはお茶からが基本」 | パーソナルトレーナー大久保進哉の問題解決!

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パーソナルトレーナーとして、のべ1万人以上。セミナー講師として、1000回以上講演。健康運動指導士&健康運動実践指導者の養成講習会講師として活動中の大久保進哉のブログです。

運動指導者の価値を、医師、弁護士、税理士の三大専門家に並ぶ位に高めたいと思います!

僕は、予約をするのに「数か月待ち」が必要な、カリスマパーソナルトレーナーではないので、時折「無料体験キャンペーン」なども行います。さて、無料体験や割引体験を行っても、成約出来ない・・・。そのような方は多いようです。では、どうすれば、良いのでしょうか?不定期ですが、連続8回でご紹介致します。※僕の成約率は、平均70%です

 

第一回「まずはお茶からが基本」


いきなり恋愛の話のようですが・・・(笑)
人間関係づくりとは「距離感」だと思います。
それは、パーソナルトレーナーと、お客様も同様です。
 

例えば、好みの異性に出逢った時に。いきなり「私と結婚してください!」とは言いませんよね?「え!この人、常識知らずで、おかしい人?」と思われるのが関の山です。

その上、「貴方は、僕と結婚するしかないのです!」なんて迫られたら、それは「押し売り」です。※押し売りとは、断る権利を認めないこと

 

僕から見て、「体験会」で成約できないパーソナルトレーナーは「押し売り」か「押し売り」に近いのだと感じています。お客様にプレッシャーをかけ過ぎではないでしょうか?

では、この壁を突破するのは、どうすれば良いのでしょうか?

分かりやすく、3つで考えてみます。
 

①お客様が貴方のサービスの特徴や実績を、どの位理解しているかを把握する。もちろん貴方の事を知っている方が、話しやすいので、事前の準備も必要です。

②お客様は、貴方の人間性を見ています。「エゴイストで、マイペースでしゃべくりまくるトレーナー」は、敬遠されてしまいます。

 

③「では、お茶でもいかがですか?」というレベルを心がける。時間を共有しても悪くないかな?という意識レベルです。

翻って、医療やスポーツ科学の世界ではEBM(evidence-based medicine)という考え方が浸透して来ています。「根拠に基づきましょう。」という意味です。もちろん、根本的には賛成です。
 

しかし、多くのお客様は「根拠を知りたい」訳ではないのです。「根拠を理解して、分かりやすく方法論に換言してくれる」トレーナーが欲しいのです。「根拠の押し売り」も僕は疑問です。

 

例えば、病院でも、ダラダラとマイペースで専門用語を連発し、患者さんにメモを取らせる隙も与えず、悦に入ってしまう医師はいませんか?
「ご不明点はございますか?」なんて、まず言いません・・・。

それよりも、「メモを取りますか?」とか「この写真はプリントアウトしてお持ち帰りになりますか?」と「お客様(患者さん)ファースト」で考えてくれる医師の方が「お茶くらいならいいかな?」となりませんか?

・・・・・・・・・・・・・

結語です。

つまり「成約する=次回お茶くらいならば、付き合っても良いかなあ」と思って頂ける行動を心がけてみてはいかがでしょうか?異性ならば特にです。

次回は「体験会における間の取り方」をご紹介致します。

 

では、「体験会」も情熱体力で!と言いたいところですが・・・。
「情熱と体力」は、押し売りしないように!(^^)/