筋トレにおけるアマとプロの違い | パーソナルトレーナー大久保進哉の問題解決!

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パーソナルトレーナーとして、のべ1万人以上。セミナー講師として、1000回以上講演。健康運動指導士&健康運動実践指導者の養成講習会講師として活動中の大久保進哉のブログです。

運動指導者の価値を、医師、弁護士、税理士の三大専門家に並ぶ位に高めたいと思います!

筋トレは、始めたばかりの頃は、面白いように挙上重量が
上がります。これは、神経による適用(使える筋線維の数が増える)や
フォームの向上(力の方向の正確性)が要因です。

しかし、ある程度行なうと、筋肉量が増えなければ、挙上重量は頭打ち
になりやすく、この頭打ちを「プラトー」と言います。※筋量もプラトーに
なります。

表題の「アマとプロ」の違いは、「プラトーの破り方」にあると言っても
過言ではないと思います。




では「プラトーの破り方」の一例です。

これは筋トレにおける「変数」を調整します。
・種目の順番
・セットの組み方(特にメインセットのあと、ダウンの有無が大きい)
・ウォームアップの方法
・強化部位の変更
・力の立ち上がりなど、タイミングの見直し
などなど 「総重量」を時間で割る「トンネッジシステム」は有名です。


一般的には、「量を抑えて質を向上する戦略」が最適かと思います。
これはダイエットも同じで、プラトーになったら、質を変えます。

しかし「プラトーの破り方」は、そもそも数値化していなかれば、
気づくこともありません。よって、自身でも筋トレを実践し、数値化し
打破した経験も関係するでしょう。ノートの記入は必至です。

そのため「経験は、時として、理論よりも優る」です。

余談ですが、女性で筋トレを頑張っていると、筋トレ好きで指導好き
のおじさんに高確率で遭遇すると思います。
「お!頑張っているねえー」のように、いきなり上から目線で(笑)

そんなおじさんを撃退したければ、「今、プラトーの打破のために
ペリオダイゼーションの中で、ストレングス・スピードよりも、
スピード・ストレングスを優先しているんです。難しいですよねえ」
専門用語を交え、計画性を笑顔で謙虚に話すのはおススメです。


結語です。

私見ですが筋トレにおけるアマとプロの違いです。

アマは「趣味で自分のためにやっている」
プロは「仕事として、他人の問題解決のためにやっている」
かと思います。

色々な料理を作れるアマは沢山いますが、プロの料理研究家との
違いは明白だと思います。(教え方や、タイミング、レシピ化など)

センスや、ラッキーではなく、根拠に基づき、再現性がある指導が
出来る人がプロフェッショナルなのではないでしょうか?


自戒を込めて、精進します!