仮面ライダージャンヌ&アギレラ with ガールズリミックスに大門凛子の出演が決定していますね!そして今年で10周年を迎えますね!仮面ライダーウィザードの今までの登場人物の行動を振り返ります!

操真晴人/仮面ライダーウィザード:半年前、日蝕の日にファントムを生み出す儀式に巻き込まれるが、強制的に絶望を乗り越える。乗り越えたから、白い魔法使いから魔法使いとなる資格を得て、ウィザードドライバーとウィザードリングを与えられる。同じ悲劇を二度と繰り返させないと誓い、絶望に堕ちかかったゲートを「約束する、俺がお前の最後の希望だ」と励ましながら、仮面ライダーウィザードに変身してファントムと戦っている。幼い頃に両親と共に交通事故に遭い、自分だけが生き残った。その時の両親の「晴人は私たちの希望だ」という遺言が晴人の心の支えとなっている。その後、サッカーチームに所属し、プロ選手を目指していた。セレクションの時にチームメイトである篠崎和也に重傷を負わしてしまい、和也の恋人の直美から激しく非難され、結果的にチームを脱退した。戦闘開始時の口癖はサッカー選手時代からの决め台詞でもあった。普段はお調子者を装っているが、根は真面目な性格。過去をあまり語ろうとせず、本心を見せない。また、仲間の危機には激しい感情を露わにする。特にコヨミに関してはそれが顕著になり、救いたいがために周囲をこころ顧みない行動を取ってしまう事もある。ファントムから人々を守れるのは魔法使いだけと考え、その使命感ゆえにファントムに敗北したり自身の行動に疑問を感じたりすると焦りや不安を露わにし、目の前で誰かが傷つく事を恐れるあまり苦悩する事もある。幼い頃から自分の感情を押し殺し、他人にそれを悟られまいとして生きてきた為に、一緒に戦える仲間が増えた後でも、全て1人で解決しようとして思い詰めていくことになる。しかし、小学校時代の恩師である熊谷の言葉に考えを改め、もっと仲間たちに頼っていくと約束した。ドーナツが大好物。移動ドーナツショップ・ハングリ〜の常連だが、いつもお気に入りのプレーンシュガーしか注文しない。他人に奢る場合は別の商品を購入する。変身前もウィザーソードガンを用いる他、一般人の前でも魔法を行使する。戦闘後には「ふぃ〜」とひと息をつくなどといった癖がある。自分がウィザードである事を隠すような事は無く、むしろ魔法使いである事を公言している。笛木がコヨミの父親であると知った後は、笛木に対する信頼と疑念の狭間で苦悩する。それでも一度は笛木を信じようと、自分の気持ちを押し殺し、コヨミを連れ去った事を容認するが、これまでの出来事全てが笛木の策略であった事実を知り、愕然として戦意を喪失してしまう。失意の中、コヨミのためならば人柱になってもいいとすら口にするが、関係のない人々まで命を落とす事を知り、激昂する。サバトは結果として仁藤に阻止されるが、その後もコヨミを甦らせる事に執着する笛木を止める為、そしてコヨミを別の方法で救う為に今一度自身を奮い立たせる。しかしその後、迎えた笛木との戦いに一度は勝利したかに思えたが、笛木の執念の前に再び倒れてしまう。そこに現れたグレムリンによってとどめを刺された笛木を消滅。さらにはコヨミを眼前でコヨミを切り裂かれ、なす術もなくないままに、コヨミを失ってしまう。コヨミが消滅した後は、輪島が馬鹿な真似をするのではないかと不安を抱くほどに酷く気落ちして塞ぎ込むが、コヨミから託された希望と言葉を胸に、1人最後の戦いへと赴く。賢者の石の力で暴走したグレムリンに苦戦するが、コヨミの希望を叶える事によって、コヨミの命ではなく心を救うという、誰のものではなく、自分自身の希望を叶える為、渾身の突きでグレムリンから賢者の石を奪還する。そして、賢者の石はコヨミと自身の想いでホープウィザードリングに変え、それを指にはめて最後の一撃で、ついにグレムリンを撃破する。戦いが終わった後は、静かに眠りたいというコヨミの最後の希望を叶える為に、ホープウィザードリングを安置できるような誰にも見つからない場所を探し、1人旅立つ。いつものプレーンシュガードーナツと、コヨミの分であるスペシャルドーナツを購入する。魔法石の世界に呼ばれた際は少年・晴人にインフィニティーウィザードリングを渡す。世界各国を旅するが、コヨミの未練を断ち切らずにいた。しかしそこをウィザードラゴンを狙うオーガに付け入られ、コヨミを悪の白い魔法使いとして復活させられてしまう。さらに、自らの希望であるコヨミを殺して絶望するが、コヨミが世界を破壊していくのを見て絶望するかの二択を迫られる。元凶になってしまったホープウィザードリングは、自身の手で自身のアンダーワールドに存在する在りし日のコヨミに託し封印した。イエヤスの部下たちが武神鎧武の怪人達に殺される姿を見て、天下統一に疑問を抱き、この戦いはゲームじゃないと戦いを拒む葛葉紘汰に対し、「ただ単に天下が欲しいのではなく、誰かの希望を守る為に戦っている」と伝え、「守る力があるのに何もしないでいるのか」と紘汰を励ます。紘汰と共に武神鎧武に立ち向かい、撃破する。フィフティーンの一件の最終決戦において、仲間の復活に迷っている乾巧に自身の経験を語り、「本当に絶望しちまったら、俺があんたの希望になってやる」と伝える。財前美智彦の施設へ潜入する為、警察を一瞬で消し去り、ボディーカードとして潜入に成功する。その後、プラモンスターを使い、進之介やタケルと連絡を取らせると、タケルと永夢が施設へ潜入するのを誘導する。その後、単独で施設に潜入していた進之介や突然現れた鎧武と合流する鎧武の紹介をする。鎧武以外の4人と同時変身して戦う。
ウィザードラゴン:晴人の体内に存在する巨大なファントム。晴人の魔力そのものであり、サバトの儀式で完全に誕生するはずだったが、晴人が絶望しなかった為、体内に押さえ込まれた不完全な状態である。現在は晴人に協力しているが、何れは晴人を完全な絶望に誘おうと狙っている。晴人自身のアンダーワールドでの晴人の「俺の力も俺の希望だ」との言葉に興味を覚え、自身の力にどれほど耐えうるか見極める為、強化形態への変身能力を授ける。その際「俺の力を使うということは、より絶望に近づく事だ」と警告する。一度は晴人のアンダーワールドに侵入したレギオンに倒され、消滅したが、晴人の強い心により再生を遂げた。
仁藤攻介/仮面ライダービースト:ファントムを求めて旅をしている。決まった場所に定住せず、普段は携帯しているテントを公園や寺の境内に許可なく張って自炊生活している。かつては考古学を専攻していた大学生。とある古代遺跡の調査中に封印されていたビーストドライバーを発見し、それを身に着けて扉を開いた事でビーストキマイラと一体化となってしまい、ビーストキマイラに魔法を授けられるが、同時に仮面ライダービーストとなってビーストキマイラに魔力を与え続けなければ生きられない身体にになってしまい、ビーストキマイラに自身が食われてしまう運命にある。その為、魔力を喰らう事を邪魔する者には誰であろうと容赦しない。しかし持ち前のポジティブさゆえに悲愴感はほとんどなく、むしろ未知の経験に興奮を覚え、これからどうなるか知りたいという研究心を抱いている。そのため、「自身のアンダーワールドに入ったウィザードがビーストキマイラを倒して問題を解決する」という手段を頑なに拒んでいる。常に空腹状態で、陽気かつマイペースで豪放磊落だが、人の話を最後まで聞かず、他人が何か言おうとすると「皆まで言うな!」と遮って、勝手な解釈をして納得する大雑把な性格。「ピンチをチャンスと考える」を信者としている。絶望を経験せずに魔法使いとなった為、ゲートに関する知識は皆無同然だった。枠に捕われない自由奔放な性格だが、意図せず他者へ掛けてしまった迷惑や私利私欲の為にゲートを犠牲にし新たなファントムを生むことなどは良しとせず、自身で尻拭いをする責任感もあり、欲に目が眩みビーストドライバーを盗んだ中元を簡単に許したり、高校の同級生で親友であった土屋から手酷い仕打ちを受けながらも、最後まで親友として救おうとするなど、根はお人好し。また、結構な女好きでもあり、敵だと分かっているにも関わらずメデューサをに可愛いなどと言ったり、稲葉真由をメデューサと勘違いし、襲い掛り、警察に逮捕される。福井の実家はかなりの名家で、自身もお坊ちゃまである。しかし昔から腕白な上に研究心旺盛だった為に、それを咎める厳格な祖母の敏江とはことあるごとに衝突し、遂には大学で考古学を学ぶ為に高校生の時に家出している。しかし、敏江の言動が自身を案じるがゆえのものであった事に気付き、ワータイガーとの一件以降、和解している。「マヨネーズは世界で1番偉大な食べ物」と称するほどの極度のマヨラーで何にでもマヨネーズをかけて食べる事を好む。それゆえ、晴人からはマヨネーズと呼ばれた事もあった。本来ファントムが悪事を働かなければ平和のはずだが、それに反比例して餌が無い事で路頭に迷う事がある。自身の獲物を求めて様々な策を巡らすが、どれも浅はかで無駄足を踏んだり、自滅するのがほとんど。変身前後を問わず、バイクには乗らないものの、自転車に関してはそれで多くの遺跡を回った経験からかなりの運転技術を持ち、純平からオフロードのマウンテンバイクを借りた際には、変身せずともグールを圧倒する戦闘能力を持つ。晴人に出会った当初は「魔法使いは皆ファントムの魔力を喰らう」と思い込んでいた為、晴人をライバル視する。だがファントムとゲートの関連性をある程度理解した事に加え、晴人に「明日の命より、今日の命だ」と論された事で考えを改め、ライバル扱いするのは変わらないものの晴人達と共闘するようになる。また、晴人が魔法を使えなくなった際には、自身とキマイラを庇った為にウィザードラゴンがレギオンに倒された事の責任を感じており、レギオンを倒す事に拘っていた。魔法使いになった際の関わりが白い魔法使いに対しては、譲の一件から不信感を抱いている。自身を除く魔法使い達が笛木の掌中に落ち、サバトを止められる最後の魔法使いとなった際、笛木と対峙するも圧倒される。しかし己の命を顧みず、笛木から奪ったハーメルンケインでビーストドライバーを破壊し、ビーストキマイラを解放する事でサバトを阻止した。これによりビーストキマイラの下僕から解放され、魔法使いとしての力を失う。グレムリンとの戦いの後は、ビーストキマイラを探し出しビーストキマイラの事をさらに調べる為、譲と共に週末限定で探索に出向く日々を送っている。再度、キマイラを捕獲する事に成功する。魔法使いの力を使用する事は無かった。オーガの出現や、白い魔法使いに変身したコヨミと戦う事ができずにいる晴人を見て再びキマイラと契約して変身する。晴人やアーマードライダー達と共に武神鎧武に立ち向かう。アナザーウィザードが誕生した影響で晴人同様に、ビーストの力と記憶を失っている。ウィザードライドウォッチ とビーストライドウォッチ を所持している。ゲイツとアナザーウィザードの戦闘を傍観していたが、ゲイツが気付くとすぐに逃げ去る。神社の境内でゲイツに発見され、ライドウォッチ を奪おうとするゲイツに対して記憶が無いからその理由が分かるまで渡せないと拒否する。その後、ジオウ がアナザーウィザードを倒した事により、一時的に力と記憶を取り戻す。ゲイツの力を試す為、突如変身して襲い掛かる。力を認めるとライドウォッチが昔ゲイツから渡された物だと語り、ウィザードライドウォッチ のみを託し、去って行った。アマダムの一件ではビーストキマイラと別れる前の時間軸からやってきた。単身でアマダムに挑んだもののアマダムが召喚した怪人達の猛攻で大ダメージを受けて力尽きる。元の時間軸に戻される。魔法の国の世界では住人となっている。国内では考古魔法学の権威として名が広く知られている。魔法流通システムに頼らず自給自足の生活をしている。周囲から変わり者と思われている。ビーストドライバーは自作で作る。ファントムの魔力を喰らう必要が無い。マヨネーズ好きな点は変わらないが、魔法の国ではマヨネーズが川を泳いでいる為、夜釣りをしている。
ビーストキマイラ:ビーストドライバー内部に封印されている巨大な合成魔獣型のファントム。自身は単にキマイラと名乗っている。自らと一体となった仁藤に魔法を与える代わりに、ファントムの魔力を提供させている。仁藤の人柄を気に入っており、「どこまでも面白い奴」と評している。他のファントムのように、新たなファントムを生み出すような事はしない風変わりな存在。白い魔法使いとの決戦時に仁藤の手で現実世界に解放され、サバトの魔力を魔法陣ごと喰らい尽くす。直後、仁藤を下僕から解放し、どこかへと飛び去る。グレムリンが倒された後、探していた仁藤に再度発見・捕獲される。白い魔法使いに変身したコヨミを倒す為に仁藤に力を貸す。魔力の代わりにヘルヘイムの実が気に入っている。
コヨミ/白い魔法使い:白い魔法使いが晴人に託されている。白い魔法使いは、晴人同様サバトに巻き込まれ、ファントムを生み出すが、その後も肉体が残っていたと言われているが、グレムリン曰く、ファントムを生み出せして身体が残ることはあり得ない。正体は不治の病で亡くなった笛木の娘・笛木暦。体に生死を逆転させる究極の魔法石・賢者の石が内包されており、その力で生きている。しかし、笛木暦であるのは身体だけであり、別の心を宿しており、人格や意識は新たに誕生した全くの別人である。無愛想であり、当初は晴人にしか笑顔を見せる事はなかったが、徐々に感情を豊かに表現するようになる。現在は晴人から右手のプリーズウィザードリングを通じて魔力の供給を受けて擬似的に生きており、魔力が尽きると死体に戻る。血が通っていない為か体温は低く、魔力で生きている為か食事も摂る必要がない。時が進むにつれて魔力切れが早くなり、以前より頻繁に魔力の供給を受けなければなくなっていった。そして肉体維持の限界が近づき、身体の一部がひび割れる現象が起き始める。以前は自身を化け物と悲観していたが、「前に進むには今を受け入れるしかない」と論され、以降は晴人を支援している。晴人に絶対の信頼を寄せており、何事に対しても晴人の味方であり続けている。そのため、手を煩わせるような行動をしたり^_^罵声を浴びせるゲートには、嫌味感を露わにすることも少なくない。凛子・純平に対しては自分と晴人の間に割り込むのを快く思わなかったが、凛子も純平も自身と同じ晴人から希望をもらった者同士だと聞き、徐々に受け入れていく。一人で滅多に外に出る事は無く、定期的に晴人の付き添いで外出している。人間に擬態したファントムを見抜く魔法道具である水晶玉を通じてファントムの出現を察知したりウィザードの戦闘の様子をリアルタイムで映し出す魔宝石から指輪の力を感じ取るなどの能力を持つ。また、自身は記憶が無いものの、ゲートである小説家・西園寺に幼い頃に会っており、別れ際に母から貰ったお守りであるおもちゃの指輪を落としていて、それを持ち主に返す事が西園寺の希望になっていた。賢者の石を狙うグレムリンによって連れ去られそうになるも、突如現れた白い魔法使いに助けられ、安全確保の為に魔法で作られた空間に連れ去られて一時幽閉される。魔力の消耗が激しい事から気を失っている間に笛木の家に移動させられる。目覚めた後、その家の中で笛木の日記を盗み見てしまい、自身が笛木の娘である事をと不治の病で死した事を知る。その事実にショックを隠しきれず涙するが、1度死んだ自身が多くの犠牲を出した上で蘇る事を拒み、笛木の行動を非難する。そこに現れたグレムリンを消滅させようとする笛木の目を盗んで屋敷を抜け出し、限界の近い身体でふらつきながらも壊れたブランコのある湖までたどり着く。そこで探しに来た晴人と再会するが、プリーズウィザードリングによる晴人からの魔力譲渡を拒絶する。消えるのが怖いと吐露するものの、全てを終わらせるにはこうするしかないと嘆く。そして笛木のカバンからインフィニティーウィザードリングを渡し、賢者の石を誰にも渡さないでほしいと涙ながらに懇願する。しかし自分を連れ戻しに来た笛木と晴人の一騎打ちの直後、再び笛木を襲ったグレムリンにハーメルンケインで斬りつけられ、賢者の石を奪われた事で身体が完全に限界を迎えてしまう。だが既に自身の辿るべき運命を受け止めていた為、なおもどうにかして自身を救おうと必死にすがる晴人を「一度死んだ命は取り戻してはいけない」と論す。そして、自身が幸せだった事を伝え、賢者の石の事を晴人に託して晴人の腕の中で消滅する。オーガにホープウィザードリングに込められ晴人の未練から形作られ父親と同じ白い魔法使いとして復活させられてしまう。街を破壊し尽くそうと強力な魔法を操り、晴人達を苦戦させる。
奈良純平:幼少期に読んだ絵本・森の魔法使いの影響で、魔法使いになる事を夢見ている。ファントム・ヘルハウンドに狙われていたゲートであり、自身を救ってくれた晴人に弟子入りして魔法使いの助手として、ゲートの保護などの手助けをするようになる。晴人からも一定の信頼を得ており、後に晴人一人では手が回らない作業を分業されるようになる。おばあちゃん子であり、自身の祖母は中学生の時に亡くなっていた為、仁藤の祖母・敏江に懐き、確執があった2人の仲を修復させようと奮闘した。おっちょこちょいで無駄に騒がしく、よく転んだりと意欲が空回りして失敗も多いトラブルメーカーだが、明るく元気なムードメーカーでもある。正義感が強く、ファントムに狙われたゲートあるいはゲートの希望になっている者のボディーガード役になる事が多い。また、晴人がコヨミを救いたいあまり、笛木をおびき寄せる為にゲートをわざと絶望させようとした際には、身を挺してそれを阻止して晴人と仁藤を叱責しており、晴人を止められる数少ない1人になっている。グレムリンとの戦いの後は、晴人が戻ってくるまで、輪島に弟子入りして指輪作りをする事を決める。魔法の国の世界では、住人となっており、仮面ライダーメイジに変身する。性格は元と変わらない。窮地に追い込まれた晴人・コヨミを助けている。柔軟な思考を持ち合わせた頼もしいしっかり者である。
大門凛子:警視庁鳥井坂署の新米刑事。田舎の駐在をしていた父への憧れから警察になる道を選んだ。人を守るのが警察の務めという信念を持ち、管轄上ファントムの事件に関わらない事に不満を抱く。ファントム・ミノタウルスに狙われていたゲートであり、自身を救ってくれた晴人を慕い、面影堂に出入りするようになる。自ら率先して物事に首を突っ込んでいく癖があり、それを晴人に不安視されている。しかし、普段は面影堂に集まる面々の中でも年上ということもあり、暴走しがちな純平や仁藤を引き止めるストッパー的な役割を担っている。晴人や真由が苦悩していたり動揺している時にはそっと背中を押すような言葉をかけている。しかし、女性にしてはガサツな一面があり、汚れたパンツを脇にあった晴人の上着で拭いたりしており、その性格ゆえか浮ついた色恋沙汰は見聞きしない。ファントムの関わる事件を本来の職務より優先して捜査する事を署長や木崎に察せられているが、木崎の指示で大目に見られている。コヨミとは、当初コヨミから拒絶されていたこともありぎこちなかったが、根気強く接し続け、少しずつ仲を深めていく。コヨミの最後を知った際には、あんまりだと涙を流す。ある日、偶然ユウゴと遭遇する。単身でユウゴの身元の調査をする。ファントムである事を知るも、やりたい事をやらないというユウゴを自身と重ね合わせ、フェニックスとは知らずに心を通わせようとする。その結果フェニックスの暴走を招き、瀕死の重症を負わされ、ウィザードを呼び寄せる餌として捕われてしまう。しかし晴人に救出され、この一件から魔法使いじゃなくても、人々を守るという決意をより固める。後に、行方不明になった木崎の根回しにより公安0課へと配属となった。グレムリンとの戦いの後は、全てのファントムが殲滅されたのか確認する為、活動を続けている。魔法の国の世界では住人となっており、仮面ライダーメイジに変身している。性格は元と変わらず、窮地に追い込まれた晴人とコヨミを信じて助けている。
輪島繁:骨董品屋・面影堂の店主。半年前の儀式から生還した晴人とコヨミを匿い、店に居候させている。様々な魔力を有する魔宝石を読んで加工して、魔法使いが魔法を行使する時に使用するウィザードリングを制作する事が可能。だが、ウィザードリングの効果が確認できないので、晴人達に出会うまでウィザードリングを作っている自覚は無かったものの、1年ほど前に笛木から後に晴人が使う各ウィザードリングの加工を依頼されており、自身が作った指輪で悲劇を生んでしまった罪悪感から晴人達に強力する。苦悩する晴人を叱責し慰めたり、コヨミが笛木に連れて行かれた際には「本当の父親のそばにいた方がいい」と呟くなど、突然現れた2人を実の子供のように可愛がっており、晴人らの行く末を常に案じていた。アマダムがいた世界は普段と変わらなかった。魔法の国の世界では住人となっており、仮面ライダーメイジに変身している。面影堂はウィザードリングの販売店となっており、その店主を務めている。
笛木奏/白い魔法使い/ワイズマン:魔法使い及びファントムの双方を操り、双方の戦いを演出している。コヨミの実父であり、サバトを耐え抜いた晴人の資質を認め、ウィザードライバーとウィザードリング、人形になったコヨミを預けた張本人。表の姿「笛木奏」としては多方面に精通した有名な物理学者であり、医学・科学・物理学の知識を以て科学と魔法の融合に成功して、その技術を手中に収めた天才。魔法使いに対してはリングとドライバーで変身した白い魔法使いとして現れ、ファントムによる絶望に打ち勝った人物を魔法使いとして導きつつ、魔宝石やリングなどの供給によって支援を行う。一方でファントムに対しては統率するワイズマンを名乗り、メデューサ達幹部級ファントムを介してゲートを絶望させる指揮を行っている。双方の前に直接姿を現す事は少なく、普段は結界でカモフラージュした洞窟の最深部に構えたアジトに身を隠し、カーテンで隠された石室のベットに佇んでおり、双方の状況を鑑みて白い魔法使いもしくはワイズマンそれぞれへと変身した上で出動している。妻・京子を早くに喪い、最後の希望となった娘・暦も不治の病により死亡した事で絶望の淵に立たされる。暦を生き返らせようと日蝕の日にゲートを開くも、魔力が足りずコヨミは定期的に魔力の供給を受けないと生きていけない不完全な存在として生き返った為、その後はコヨミの中の賢者の石を魔力供給で維持する為に晴人を魔法使いに仕立てコヨミを預けると共に、魔法使いを増やす為のファントムの統制者として君臨、表向きはファントムを生み出す為としてゲートを絶望させ、それに耐え魔法使いになる資格を得る人物を選別していた。その最終目的は所詮人形に過ぎないコヨミを本当に蘇らせる事である。そのために、魔法使いを自身や例外であるアーキータイプのビースト以外を4人確保し、晴人らを人柱として再びサバトを開く事を至上課題としている。コヨミを晴人に預けた本当の理由も、サバトを再び開く為の魔力を温存する為であった。後にコヨミの身体が限界に近づいている事を知り、コヨミを保護する。そして山本を最後に4人の資格者が揃い、ゲート探索の必要がなくなった事でファントムに見切りをつけた。目的の為には他者の意思や希望は鑑みず、資格を得ながらも魔法使いになる事を拒否した飯島や山本については、阻止しようとしたビースト達を一蹴りして強引に身柄を確保し、精神支配を施し自らに従う奴隷へと仕立てるなど、コヨミを取り戻す為にはどのような犠牲も厭わない冷酷な一面もある。また、自分に非協力的な姿勢を示す晴人や輪島に対しては半ば脅しをかけて従わせようとし、自身の素性を辿りついた木崎を襲撃して重傷を合わせるなど、容赦の無い行動を多く取る。こういった行動に対する罪の意識は皆無に等しく、あまりに身勝手な動機で多くの人間を絶望に追い込んだ事を晴人に非難されても、晴人らが味わった絶望など自身が味わったものに比べたら小さなものにすぎないと反論する。再度開いたサバトが失敗に終わり、その後のウィザードとの一騎打ちで相打ちとなってもなお生前の暦と交わした「自分が必ず守る」という約束を守ろうとするが、グレムリンに奪われたハーメルケインで斬りつけられた事でドライバーを破壊される。最後はコヨミを想いつつ、コヨミの眼前で消滅する。フレイに呼び出され、白い魔法使いの姿でゴースト達と対峙する。ウィザード魂となったゴーストに敗れ、「あの男と同じ、最後の希望」と言い残し爆散した。
稲森真由/仮面ライダーメイジ:メデューサのゲート。稲森美紗の妹。涼泉学園高等学園の生徒。美紗とは双子の為、当初は晴人や純平、仁藤の3人にはミサと勘違いされている。海外留学をしていた時期に、姉の美紗と共に両親までもが失踪している為、寮生活をしながら高校に通っている。美紗がメデューサを生み出し死亡したのを知らず、ミサがメデューサに変貌するのを見た際には美紗自身が怪物となったと思い込むも、晴人の説明を受けて真実を知り、それでもミサの中に美紗の心がまだ残っているのではないかと考え、ミサのもとに向かうが、実は自身もゲートの1人であり、ミサに狙われているとは知らず、ミサによって家族が皆死んだ事を知らされ、絶望させられる。しかし生前の姉の言葉と、自らの強い意志によって晴人と同様ファントムを生み出す事を回避し、その事で白い魔法使いに認められ、魔法使いになる為に白い魔法使いと共に去って行った。晴人の行く手を阻むメデューサの前に立ちはかだり、晴人の眼前で仮面ライダーメイジへと変身する。相手の意志を汲んで身を引いたりと良識的な判断力を持つ。また、目の前でコヨミが魔力切れになった際には、コヨミの持つプリーズウィザードリングを介して晴人の代わりにコヨミの魔力を供給した事もある。魔法使いになった動機は因縁の宿敵であるメデューサを倒す為であり、2度の戦いで決着つけられなかった事に対し、さらなる力を得る事を望み、白い魔法使いからその方法を教えられるが、その条件は晴人が持つインフィニティーウィザードリングを奪うことであった。その後、メデューサを倒す事に同感した晴人からインフィニティーウィザードリングを託され、それと引き換えにホーリーウィザードリングを渡された。メデューサとの決戦後は笛木の正体を知り魔法使いとして戦う事に迷いを抱き始めるが、メイジに変身した譲に拘束される。サバトの人柱から解放された後は、魔法使いを辞める事を凛子に宣言するが、凛子に魔法使いに救われた人もいる事を忘れないでほしいという事を告げられる。そして、街で無差別に人を襲うグレムリンを見て、「誰にもらった力であれ、何の為にその力を使うかは自分で決める」と宣言し、再び戦いに臨む。グレムリンとの戦いの後は、旅立った晴人の代わりを果たすべく凛子と共に国安0課のサポート者になった。
飯島譲/仮面ライダーメイジ:中学生。ファントム・シルフィが狙っていたゲート。幼少時代に姉代わりである朱里の自転車に無断で乗っていた時に交通事故に遭い、以降、自転車に乗る事にコンプレックスを持っていたが、ビーストの自転車を使った戦闘を目の当たりにしてからは仁藤に自転車の特訓を依頼し、仁藤を攻介兄ちゃんと呼び親しくなる。シルフィの能力で朱里が重傷を負い、絶望しかけるも強い精神力で持ちこたえた事で3人目の魔法使いの素質に認められる。その奇数な運命に動揺しながらも、自身の道を見極める為に晴人達の戦う勇姿を観戦し、結果的に魔法使いになる事を棄権する道を選択するが、仁藤が自身の中に潜むファントムを排除しようとした所、魔法使いにしようと企む白い魔法使いの襲撃に逢い拉致される。その後は笛木に従う魔法使いとして支配されビーストを攻撃し真由を拉致する。サバトの人柱から解放された後は正気に戻り、仁藤がもう魔法使いになれないのなら自分が魔法使いとして戦うと宣言するが、仁藤に今自分がやるべきことは何なのかよく考えるよう論される。しかし、街で無差別に人を襲うグレムリンを見て、「攻介兄ちゃんに無理をさせない為、勝手に人を救う」と宣言し、戦いに駆けつける。グレムリンとの戦いの後は中学生ということもあり、土日限定でビーストキマイラの探索に赴くようになる。また、仁藤の影響から、自分専用のマヨネーズを持参している。真由と同じく、コヨミにプリーズウィザードリングを介して魔力を供給した事ある。
山本昌宏/仮面ライダーメイジ:妊娠している妻・亜矢を持ち、もうすぐ父親になろうとしていた。最後のゲートとしてメデューサに目をつけられる。自身がファントム・アラクネに狙われる身となっていたが、妊娠した亜矢の写真を見られてしまった事で、亜矢と生まれてくる予定の娘が新たな命を狙われる羽目になってしまい、メデューサの攻撃によって2人が死んでしまったと思い込み、絶望しかける。しかし、ウィザードに変身した晴人によって亜矢の命が救われた事と凛子や純平の説得を受けた為、家族を守るという使命感から絶望を乗り越える事に成功し、4人目の魔法使いとしての素質に目覚める事になる。その後、笛木の魔法使いとなれという要求を断っているが、譲と同様に強引に連れ去られてしまう。その後、笛木に精神支配された状態で晴人の前に立ちはだかり、晴人を破って捕える。サバトの人柱から解放された後は正気に戻り、魔法使いの力のせいで厄介な事に巻き込まれたと憤慨し、これ以上は魔法使いに関わらないと宣言して去っていく。しかし、街で無差別に人を襲うグレムリンを見て、「自分の後ろに家族がいるから、守りたい」という思いを抱き、戦いに赴く。グレムリンとの戦いの後は、無事に生まれてきた娘と共に幸せな家庭を築いている。
店長:移動ドーナツショップ「はんぐり〜」の店長。ピンクのエプロンに奇抜なヘアスタイル、オネエ言葉が特徴。常連の晴人を「ハルくん」と呼んでいる。新作ドーナツ作りにも熱心で、晴人ちは来店する度に期間限定商品を勧めているが、いつもプレーンシュガーしか注文してくれないのが悩みの種。グレムリンが無差別に人を襲った際に店を壊されてしまうが、後に仮設店舗で仮営業している。アクマイザーの一件で無理矢理作られたゲートである。本名は上村優。アマダムがいた世界では店員と夫婦になり年老いた姿になっている。魔法の国の世界ではメイジに変身している。
店員:移動ドーナツショップ「はんぐり〜」の店員。純平からは「リョウさん」と呼ばれている。晴人達の話を聞いて暴走しがちな店長を牽制したり、逆に巻き込まれたりする事が多い。店長と共に晴人に新作ドーナツを勧めるが、肝心の晴人がプレーンシュガー以外は目もくれない為、毎回失敗している。
木崎政範:警視庁国家安全局0課所属の刑事。階級は警視。きちんと整った髪・眼鏡が特徴。普段は冷静でクールだが、「普通の人間は関わるな」と告げた晴人に掴み、「ファントムに対抗できるのが自分だけだと思うな」と反発するなど、情熱的な面も時折見せる。ウィザードやファントムが関わった事件を捜査しており、情報操作により両者の存在が一般に知らないようにしている。半年前に謎の大量失踪事件を先輩である片山義男と共に捜査していたが、捜査の過程で片山の息子・直己がゲートである事を知る。直己を助けようとして片山がファントムに殺害された為、自分達の無力さを痛感している。それゆえ、警察も魔法の力を一刻も早く手にするべきと考えて輪島を0課に軟禁し、失踪事件の手がかりとして片山が手に入れた緑の魔宝石を指輪に加工するように強要した。直己には父を見殺しにしたと誤解されていたが、実際は真実を知った直己が自責の念から絶望しないよう、我が身を捨ててでも片山との約束の為に直己を守ろうとしていた。晴人をファントム同様の化け物と見下していたが、輪島から「指輪を使えるのは魔法使いだけ」と聞いた事や大切な人を守りたい気持ちはお互い一緒と知った事などから考えを改め、面影堂に緑の魔宝石を託した。それ以降は高圧的な態度こそ変わらないものの、晴人に情報提供したり、戦いに苦悩する晴人に活を入れるなど、協力的な姿勢を見せている。凛子達が完成させた笛木のモンタージュ写真から笛木の事を調査して彼の素性を知るが、笛木に襲撃された形跡を残したまま行方不明になる。その後、仁藤達に発見され、命に別状はないものの意識不明の状態となる。後に意識を取り戻し晴人に笛木の素性と家の場所を伝える。
署長:鳥井坂の署長。事なかれ主義。短気な性格で、晴人に協力する凛子に対しては何かと嫌味を言うが、木崎には頭が上がらない。自身も国安0課に加入を申し出たが、木崎に断られる。
ミサ/メデューサ:サバトで誕生したファントムの幹部の一体。元となったゲートは真由の双子の姉・稲森美紗。物腰は柔らかいが性格は冷淡。他のファントムを監視し、彼らに役割を与える役割を担っているが、ウィザードと初めて戦ってからは時折前線に赴くようになる。人間態の際は衝撃波を発生させ、相手の威嚇に使う。怪人態では、ゲートを見抜く能力を持つ唯一ファントムである。ウィザード強化スタイルとも互角以上に渡り合うほど高い戦闘能力を持つ。ファントムを生み出す事をワイズマンの意志と語っており、ワイズマンに忠誠を誓い、ウィザードの抹殺よりもゲートを絶望させる事を優先している。ゲートが減るという理由からむやみに人間に危害を加える事を好まず、粗暴なユウゴを問題視しているが、それなりの仲間意識はあり、一定の信頼関係も結んでいた。一方でソラのことはソラの態度もあり毛嫌いしており、ワイズマンとの交渉で、ソラが自らより上の立場になった事を不服としている。魔法使いが4人揃う見込みがついた事で用済みとされ、真由が変身したメイジのホーリーウィザードリングによって満身創痍になったところを確保した魔法使いを倒される事を嫌ったワイズマンの手によってとどめを刺され、さらにはワイズマンが白い魔法使いであったことを知り、誑かされていた事を嘆きつつ塵となって消滅した。
ユウゴ/フェニックス:サバトで誕生したファントムの幹部の一体。元となったゲートは、花屋に勤務していた藤田雄吾で、花を愛する温厚な性格の人物だった。日頃は調子がよくテンションの高い喋り方をし、軽薄そうに振る舞うが、感情的になると暴力的な本性を見せる。部下には居丈高に振る舞うが、ミサに対しては頭が上がらない。直情的で粗暴な性格はミサに問題視され、長らく前線には投入されなかったが、留まった鬱憤の解消の為にワイズマンの許可を得て前線に赴くようになる。初戦でウィザードを圧倒するもドラゴンの力を得たウィザード フレイムドラゴンに敗れ、それ以来、晴人への執念募らせていたが、ワイズマンからの許しを得られずにいた。しかしふとした事で交流を持った凛子の言葉を受け「自分のやりたい事をやる」と決意し、ウィザード打倒の為に人質にして強化スタイルのウィザードを圧倒する。だがビーストの乱入によって凛子を救出された為、街で破壊活動を行い、ウィザードに再び決闘を申し込む。そしてウィザードとの最終決戦に臨み、一度は敗北したフレイムドラゴンのドラゴンタイマーで生成した強化スタイルの分身体も同時に圧倒するが、新たに変身したオールドラゴンと互角以上の空中戦を繰り広げながらも逆に圧倒され、最期はオールドラゴンのストライクドラゴンを喰らって太陽まで蹴り飛ばされ、太陽の炎に焼かれながら永遠に死と再生を繰り返し続けるという末路を迎えた。仮面ライダー3号の一件ではショッカーの怪人として復活している。
ソラ/グレムリン:サバトで誕生したファントムの幹部の一体。ファントムの中でも異端的存在。元となったゲートは美容師の滝川空。常に少年のような笑顔を浮かべ、他人にハローと声をかけるなどおどけた性格。一方で頭が非常に切れ、魔法使い達はおろか他のファントムを出し抜く事すら厭わない狡猾な策略家としての面を持ち、ファントムとしての活動の他に緑・黄色の魔宝石を人間側に流すなど、独自の思惑に基づいた単独行動を行う。またファントムでは唯一、人間の心理をよく理解した上でゲートを絶望させようとする事がある。その得体の知れない振る舞いから、ミサやユウゴをはじめとする他のファントムには全く信用されず、異端視されているが、自身も他のファントム達を本心では侮蔑している。その所以は、ソラがゲートである滝川空の人格を維持したまま覚醒した、過去に前例が無いファントムという存在にある。それゆえ自身をファントム・グレムリンではなく人間・ソラである事を強調したり、他のファントムを元になったゲートの名で呼んだり、あくまでファントムではなく人間としての観念を以て行動しており、自身がファントムへと変貌した事情を受け入れていない。実はファントムとして異端的である以前に、元となったゲートとしても極めて異端的な存在であり、サバト以前の滝川空時代から白い服と長い黒髪という条件の女性を見つけると殺人衝動に襲われ、数十人の女性を殺害・始末してきたサイコキラーである。ファントムになった後も滝川空としての本能には全く変化が無いままとなっており、人間とファントムのどちらからも受け入れられない異端的存在であるというジレンマを抱える事になった。その結果、最終目的として人間になる事を夢み、その望みに基づいた試行錯誤として、独自の行動に発展している。なお自分と同じく人間にもファントムにもなれていない存在である魔法使いに対してはシンパシーを感じており、晴人に自分の正体・想いを吐露する事で晴人の葛藤を誘ったが、晴人が滝川空としての猟奇的な本性を知った事でそのアイデンティティを人間なんかじゃないと否定、相容れず互いに宣戦布告する事となる。ファントムを増やそうとするワイズマンには賛同出来ず、ワイズマンの思惑を知りたいと周囲に語るなどあくまで懐疑的に見ていた。しかしワイズマンが所持するとされる賢者の石で人間になれると考え、フェニックスの敗北後に代わりとしてミサのサポート役を買って出る事で接触を開始する。凶暴すぎるゆえに幽閉されたファントム・レギオンを解放する事でワイズマン本人を誘い出し、処刑されかかりながらも交渉に成功し、ゲートを絶望させるというファントムの使命を一任されるまでに至る。しかしワイズマンへの懐疑的は捨てきれず、ゲート襲撃の合間に内偵を行った末にワイズマンの正体・目的を看破し、ファントムとの決別をミサに宣言する。再び単独行動に戻ってからは、賢者の石を体内に秘めているコヨミに強い執着心を持つ。コヨミに狙いを定めて誘拐しようと目論むが、遂にこれまでの勝手な行動を見逃してもらっていた笛木の怒りを買ってしまう事になり、白い魔法使いに変身した笛木から徹底的に打ちのめされ、満身創痍の状態で逃亡するも、コヨミは魔法陣の中に安置された為、ほとんど手出し不可能な状況に陥ってしまう。そのため賢者の石と交換する為の人質として魔法使い達の確保を目論んだり、サバトについて語り仁藤をけしかけるなと暗躍する。そして白い魔法使いとの戦いの際に奪い取ったハーメルケインで笛木を殺害し、さらにコヨミから賢者の石を取り出して入手に成功する。最終的に賢者の石を取り込み進化体となり、人間になる為の魔力を集めるべく無差別に人を襲うが、ウィザードに賢者の石を奪われ、強化ストライクウィザードで敗北する。希望を奪われた事を晴人へ皮肉気に抗議するが、「人の心を失ったお前は人じゃないだろ?」と改めてアイデンティティを否定され、消滅する。フィフティーンの一件では地下帝国バタンの怪人として復活している。
オーマ大臣/仮面ライダーソーサラー:マヤ大王の側近および教育係。魔法の国の大臣。金色の魔法使いこと仮面ライダーソーサラーの正体でもあり、ファントムのドレイクとしての姿もある。科学中心であった世界を魔法の国に作り変えた後、表向きは命令に忠実に従う大臣の良き理解者としてマーヤ大王を補佐しつつ、裏ではマーヤ大王の秘密を知る者として慇懃無礼な態度をとってその立場を利用し、自らの目的であるファントムが独占する世界の完成を推し進めようとしていた。目的の達成まであと一歩のところまで漕ぎ着け、またウィザードとの最終決戦では終始優位に戦いを進めるも、フラワーウィザードリングの効果に怯んだ事で反撃の機会を許してしまい、インフィニティーエンドとストライクソーサラーのぶつかり合いの末、競り負ける形で倒される。