どうも最近何か一つがぽっかりと抜けてしまうことが多発している。
多発、つまり一つではない。わりかし多い。こういったことはあまりない性格なのであくまで当社比の話ですが。
新年度へ向けてバタバタしている、卒業、入社、進学等々環境が目まぐるしく変わる日々で少し抜けるくらいはしょうがないのでは。
なんて言い訳ができる生き方なはずもなく、土日も祝日も時間も関係なく24時間365日何かに向けてin toしている生き方。
結論、其処に向き合いすぎていて、端的に言うとど忘れする日々を送ってしまっていたのです。
おっかしいなあ。いや、そんなこと言ってられない。これから待つ数多のExperienceに向けて今一度気を引き締めなきゃ。
はーーーーい、恒例の長い前置きは置いといて終演ブログはっじまっるよー(心からの陳謝)
と言うわけで
舞台『ヘルマン』無事閉幕いたしました。
ご来場、ご声援本当にありがとうございました。
昨年末から始まった稽古から何のご縁か我が誕生日と同時に迎えた1/28の千穐楽まであまりにも刺激的で濃厚な日々でした。
出演する前からなぜか確信的にあった「知らない表現が待ってるはず」と言う気持ち。僕の勘に狂いなく、未知なる領域を体験し続ける毎日。
トライし続ける日々。前に進み続ける日々。とにかく最高でした。
僕のような思いつきと、ご縁と、運で始まった表現者人生でまさか出逢えるなんて想像もしなかった面々とのクリエイティブな瞬間瞬間の連続。
スケジュールの都合もあってなかなかにご迷惑をおかけしてしまったにも関わらず(12月中の毎日のめまぐるしさには燃えたぜ)全員が対等に扱ってくれて接してくれる。
そんな皆とともに個人的に念願叶った初めての吉祥寺シアターでの公演。
距離感、空間のタイトさ、どれを取っても素晴らしい劇場でした。
叶うならまた立ちたいです。
さて劇場に広がるは真っ白なキャンバスとほんの少しの道具類。
場当たりで川村さんの頭の中が具現化された瞬間を味わった時には脳汁ブシャァァでしたよ。
余白と、こだわりが両立している作品はこれだから最高なんです。
ヘルマン・ヘッセの生き方と彼のアウトサイダーな一面、繊細で苛烈な瞬間、たくさん共感するところもあれば凄すぎて戦慄するときもあって、そんな彼にまつわる作品、しかもこんなに純度の高いアートに触れられた僕はきっと超幸せ者です。
自然と其処にあるものづくりの心。お互いの仕掛けに一切のNOがなくそれを作品の一部にしようとする愛情。
稽古場で、劇場で起こるどれもこれも表現を好きになってよかったと心から思えるモーメントの数々。
僕の全てを受け入れてくれたこのカンパニーで過ごせた日々は圧倒的に光り輝く最強の経験になりました。
世の中には僕の知らない「面白い」がある。
だから経験し続けて挑戦し続けて前進し続けるこの生き方を続けていこうと思います。
簡単ではありましたがもう数ヶ月も前の振り返りでした。(改めて陳謝)
それじゃ、またね。