おはよっこい!
つい先日人生において文字通り万に一つの機会が訪れた。彼らの来日、しかも全盛期のギタリストの24年ぶりの復帰ステージ。
音楽というものが大好きと言えるようになってしばらく経って何度だって聴いた四天王の一角。デビューから何十年もぶちぎれ続けてる圧巻のフロントマン。彼がいたから超大衆性を獲得したあいつらがいるのにBIG4という図ができたんじゃないかと思う。
そんな素晴らしすぎる彼らを観るべきだったのか、遠くからの応援に収めておくべきだったのか今ではわからない。現実として僕はそこにいなかったのだから。
じゃあ今後一生の間にまた機会があるのだろうか。
答えは「I don’t know」だ。
なぜなら大小、有名無名に問わずステージというのは一期一会だからだ。それは出演する側でもオーディエンス側でも同じ。
それに僕は彼らがTornado of soulsしちゃってる間に素晴らしいステージを体験できていた。
サイズじゃない、知名度じゃない、表現を心から考え続けた結果の極上のExperienceだ。
そんな血の涙を流しながら過ごした(悔しかったんかい)(悔しかったです)
『なめ猫 on STAGE』
無事閉幕しました。
ご来場いただきました皆様、ご来場いただけなくても応援してくださった皆様本当にありがとうございました。
お声がけいただいた時に「????」の連発だったこの作品。
というのも舞台だけにとどまらず昨今のエンタメは沢山の説明と安心で溢れている。つまりそれがないと届くところにも届かないのだ。
だというのに人が集まるのに必要なそれらを全部取っ払って(ぐらいの勢いで)面白そう、愛情、真摯な目的のみでやろうとしているこの作品、光よりも早く快諾しました。Faster~♪
稽古が始まり皆と沢山話し、物語とステージを前に前に進めていく。
現場が違えばこういう感覚は忘れてしまいそうになる時もある。重要なのは文句ではなく、意見を出し合いセッションして作ること。
誰かの言う通りにやるのではなくてその意味と目的をきちんと噛み砕く。
それが本当に大事なことなんだと知れた稽古期間。
さて小屋入り。舞台作品としては久しぶりの新宿FACE。
僕はこのハコの天井の高さも360度へ向けて作れる立地も、壁の暗さも。想像力を必要とされる感じがとても好きだ。
本番に入ってからも自分の行動に意味を持たせ続ける日々。どう見えるかではくてどう生きたいか。
特にNot men Not 4の皆とはグルーヴ満点の時間を過ごせた気がする。
そして物語としても僕演じる松下としても重要な東尾役の大見拓土。
付き合いの長さとお互いへのリスペクトがある時点で勝利確定。それでも沢山の試行錯誤と苦難の果てにたどり着いたある1シーンは稽古場で極上のEPICを生み出した。あれはすごかった。
千穐楽のカーテンコールでも軽く言いましたが、何よりこの世の中で『なめ猫 on STAGE』を選んで足を運んでくださった皆様に万雷の拍手を送らせてください。その選択がきっとこれから先の未来へ繋がり、僕らの大好きな舞台というものの可能性をぐっと広げるはずなんです。(偉そうな言い方になってしまってたら申し訳ない)
そしてこの選択は僕らの様な生き物において特別であってはダメだとも思う。
こちら側も恐れずに立ち向かっていかなくては未来へ走り続けることはできない。だからおもしれえものに出会えるんです。
それでも前述の通り沢山の説明と安心で溢れすぎているこの世の中。それもいい。もちろんいい。僕だって大好きなものも沢山ある。
だが、それ「だけ」ではいつかなくなってしまう。人が考えるのをやめちゃうんだ。色々あって色々いい。人には人の乳酸菌。
どうか一期一会を心から楽しむ人生であります様に。
改めまして、本当にありがとうございました。
Blow me away!!