おはよっこい!

 

 

 

 

始まり、1st、初演ってものはいつだって初期衝動に満ち溢れててどんな形であれ「届く」ものだと僕は思ってる。これまでのキャリアなんか関係なくそこで誕生する純粋なエネルギーが。

荒々しいかもしれない、逆にどこまでも研ぎ澄まされてるかもしれない。そしてその中で進化するのかもしれない。てか究極言ったらなんだっていいのかもしれない。始まることが最も大事であるから。そこから先は始まってから考えりゃいいんだ。ぶちかますことが出来れば。

 

さぁ、その場所はどこだ。映像なのかステージ上なのか文字なのか音なのか。

そして観衆が期待してるものはなんだ。もしかしたら自分などではなく全くの別のもの。そこにある偉大な存在。

でも関係ない。一度チャンスを得たらやるしかない。

ぶちかますしかない。

 

 

The Rolling Stonesの前座、しかもBrian Jonesの追悼コンサート。

だけど彼らはきっとそうしたんだと思う。知らねえよって、ぶちかますだけだって。だってこれが俺たちの始まりだぞって。

まぁ妄想だけど。

 

 

そして国も時も越え50年以上経って場所は東京赤坂。

春の名残のある公園どころか夏真っ盛りな超都会でまた一つ始まった。

毎度演出家と脚本家を変え、常に初演の状態で挑むプログレッシヴすぎる劇団の『初演』が。

 

 

 

 

 

 

てな訳で

トローチ第六回公演『熱く、沼る』

無事閉幕いたしました。

ご来場いただきました皆様、ご来場いただけなくても応援してくださった皆様本当にありがとうございました。

 

 

連日の猛暑の中、たくさんのご来場本当に嬉しかったです。

公演を重ねるごとに広がる口コミ。そして実際に爆増するお客様の数。

この作品の凄まじいパワーを感じる毎日。

 

 

舞台上も変化と進化を続け、超超超変わらずに変わる日々。そこで生きられることのなんと贅沢なことか。極限まで研ぎ澄まされた偶発性と抑制。一公演終わった毎の充足感。

たまらん。まーーじでたまらん。

 

 

様々な人に様々な刺さり方をしてそして様々な思考、捉え方が波紋のように広がっていくことができるのが表現、アートの最も好きなところなんですが、この作品はもうその極地。びっくりするぐらいヘコんだり、逆にびっくりするぐらい前向きに幸せになったり、その両方だったり。

 

 

 

それを届けてるのが劇団トローチという最強集団の皆様。そして今回参加の客演陣。

誰もが表現を、人を、ステージをリスペクトし尽くしていて稽古開始からずっと圧倒的人間力に満ち満ちていました。

そこにはもちろん年齢もキャリアだって関係なく同じ作品を作る仲間であることが当たり前のように約束されていた。誰もが無邪気で誰もが対等で誰もが素晴らしい。

まーーーじで最強。

 

 

 

 

そんな環境に身を置けたこの1ヶ月半はこの先10年じゃ足りねえくらい語り告げる体験だった。

 

 

 

 

自分でいけるのか

 

ほらやっぱりまだまだだ

 

いや、こうか…?

 

うーーーん

 

?!

 

これだ!

 

 

そんなこと繰り返しながら迎えた千穐楽。

心が、体が、今までの人生が、またひとつ肯定されたようなそんな気がした。

僕の、僕なりの、僕にしかできない生き方。

やっぱ最高だぜ。

 

 

 

 

改めまして、この最強の『初演』を共有してくださった全ての方々へ。

本当にありがとうございました。この体験が、思いが世界中に広がっていきますように。

そして願わくばまたとびっきりの景色が共有できますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

それじゃ、またね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ps.劇場に送ってくだったお花の数々。

本当にありがとうございました。翔二郎横丁、横井ストリートなど様々な通り名がつけられたのは赤坂レッドシアター始まってからおそらく初でしょう。

 

 

 

 

 

 

psのps.堀さんが持ってたら様になるシリーズ