おはよっこい!

 

 

 

たまにというか割とよく考える。なぜ俳優として生きているのか。

きっと人それぞれたくさんの理由があるはず。中には全くない人もいるかもしれない。もちろん明確な理由があるから偉いとかその逆とかは全くもってない。当たり前の話だけど。

ただ、最近僕の中で明確に言語化できたものが一つだけあってそれは

 

『世界を変えるため』に演っている。

 

…これ音とか文字面だけ見たらあまりにも大げさでおいおい誰が言ってるんだい?Bob Dylanにでもなったつもりかい。なんてツッコミも入りそうな具合だけど僕が言いたいのは、

今生きてる世界を今よりも楽しく感じれる様に、皆にもそう思ってもらえる様に、そんな世界に変えるためにはまずは自分自身から見える景色、感じ取れるもの発信するものを常に変えなくてはいけない。

 

だから僕は『自分の世界を変えるため』に演っている。

のだ。

 

そしてそんなことを考えてる人間が絵心甚八の人生をお借りするなんて全く世の中よくできてやがるぜ。

 

前置きが長くなりましたが(いつも通り)

さぁ始めようか、世界で一番熱い瞬間の振り返りを。

 

 

 

 

というわけで

舞台『ブルーロック』

無事閉幕しました。この作品に声援を送ってくださった皆様、本当にありがとうございました。

全15公演、たくさんのことをカンパニーで乗り越えた素晴らしい日々でした。

 

 

初めて原作に触れたあの時の感動は今でも忘れられない。作中で語られる己とは何かというテーマが深く深く突き刺さったあの瞬間を。

僕はサッカーをやってきた人間ではないけどもスポーツが好きだし、アスリートという生き物に対して超超超リスペクトも持っている。だから勘違いかもしれないけど『分かった』のだ。この作品の届けたい言葉が。

 

 

そこからしばらくして自分が絵心甚八を演じることが決まった。

 

 

 

さいっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっこおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

 

 

 

取り乱し失礼。

とにかくめちゃくちゃ興奮した。というのも僕自身としてはこの作品において特に序盤は絵心にしか目がいかなかったから。

そして今でもそうかも。彼の一挙一動に心惹かれる。

だからもうとにかく嬉しかった。

 

 

 

そしてあっという間に稽古が始まった。

たくさんの頭脳とフィジカルで稽古場にピッチが出来上がっていく。どんどんキレが増し精度が上がっていく。

あとは心を燃やす。

ストライカーたちが心を燃やせるように僕がOn Fireしていく。

脳汁でてんちゃうかってくらい絵心の魂に刻まれてる言葉たちをぶっ飛ばして届けていく。

だってここは世界一のストライカーを作る場所。

僕が導く場所。

 

 

 

さあまずは大阪で開幕。

初めましての劇場『サンケイホールブリーゼ』

 

僕は毎回というか毎公演びっくりするくらい緊張するんですが(そして緊張はした方がいいと思ってるタイプ)今回も例に漏れることなくバッチリ手も震えるくらキテました。

だけど絵心の言葉が、ストライカーたちの躍動が物語を前に前に推し進めていく。

最高の経験 in OSAKAでした。

粉物は食べれなかったけどまあそれはまた行った時にでも考えよう。

 

 

そしてあっという間の In TOKYO

お久しぶりのサンシャイン劇場

 

極限の集中力と圧倒的チームワークでここでも前に前に。

あの瞬間は舞台上ではなく『ピッチの上』だった。皆が魂を燃やして生きるストライカーだった。

何よりもこの作品に愛と情熱を注ぎ込み続けていた皆様のために。

生きる、進む、まだ見ぬネクストステージに向かって。

 

迎えた大千穐楽での特別演出で

『2nd STAGE』

の発表。この瞬間が一番手ぇ震えたかも。

あの瞬間の皆様からの高密度の歓声は忘れません。メガネ吹き飛ぶかと思った。

 

 

そうです。続きます。舞台『ブルーロック』は。

それもこれも驚くほどたくさんの方々に応援していただいたから。ご来場ももちろんですが招木やお弁当の差し入れも。

その想いのおかげで僕らはフィールドの未来へ行けます。まだまだボールを追っかけることができます。

 

本当に本当にありがとうございます。これからもストライカーたちの躍進をどうか応援していただけたら嬉しいです。

よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほらね、世界が変わった。

自分の世界を変え続けた結果、皆の世界が変わって、そしてきっと世界自身も変わっていく。

そのためには皆がより考えより追求して芸術と遊んでいかなきゃいけませんが、それもきっと大丈夫。

なぜならここは世界で一番熱い場所。

 

また次のステージでお会いしましょう。

 

改めまして本当にありがとうございました!

 

 

 

 

 

それじゃ、またね。