こんにちは、助手です。


3月も後半。みなさんいかがお過ごしですか?

卒入学や就職、お引越しなどなど新年度を迎えるにあたり

何かと忙しい時期ではありますが・・・そろそろ桜の季節!

エリアフィッシングで桜といえば、

そうです!年に一度の桜パターンです!


「桜パターン」を初めて聞いた!という釣り人さんはこちらをご覧ください↓

昨年日誌に書いた桜パターン攻略法 



花びらに見立てた軽量スプーンで水面を一定に巻き巻き巻き巻き・・・

バシャッとアタックしてくる魚たち。あの瞬間は思い出すだけでもドキドキします。

しかしながら「一定に巻く」というのがなかなか難しいんですよね。

でも所長のゴキブリ理論・・・いや、せせらぎ理論だと、この「一定」が肝だというのです。


所「せせらぎ!?」


助「最近私がハマっているユーチューバーさんがゴキブリのことをそう呼んでたんです。

とある小説が元らしいんですけどね。ゴ○○○って名前を聞くのすら苦手な方もいますし、

せせらぎのほうが安心じゃないですか」


所「はあ・・・」


助「そういうわけで、今後せせらぎでお願いしたいです」


所「わかりました。じゃあせせらぎ理論を解説するね。せせらぎが出現した時、君はどうする?」


助「とりあえず所長を呼びますが、一人だったら静かに退室します」


所「いやそうじゃなくて・・・まあいいか。えーと、昔からよくあるシーンだと、

せせらぎが出たら新聞紙を丸めてこう、叩こうとするじゃない?」


助「はい、テレビとかアニメで見たことありますね」


所「で、叩いて手応えがあっても逃げられたら新聞を持って追いかけてやっつけるまでパン!パン!って。

水中映像を見ていると、魚がルアーを追う姿もそんな感じに見えるんだ」







確かに同じ魚が何度もアタックしていますね。

魚たちも、何度アタックしてもそのまま泳ぎ続けるルアーが気になってしまうのでしょうか。


※このような映像を撮る時はフックの先端を削ってあることが多いです。

魚のアタックシーンをじっくり撮りたいからなのだとか。


所「実際の釣りでも同じ魚が追ってきて何度もアタックしてくることあるよね。

一回目のアタックで釣れれば、それはそれでOK。

一回目で釣れなくても、そのままルアーを引き続けていれば再度アタックしてくる可能性が高い。

でも一回目のアタックで強引にアワセをいれたりするとルアーが水面に飛び出してしまったり、

追ってきた魚が驚いて散ってしまったりして、二回目のチャンスを逃してしまうんだ」


助「アタックにびっくりしてロッドを煽ったり、

リールを巻いている手が止まってしまうとかもありますよね。

そのリアクションで釣れることもあるのでは?」


所「それを調査するためにやったのが、人間VSマシーンの釣り対決なんだ」



シリーズ日誌でちょっと長いですけど、

一定巻きは本当に強いのかを検証したお話です

人間VSマシーンで釣り対決!エリア初・電動リール登場!? 



助「電動リトリーブマシーンはアタリがあったとしても感情がないからアワセないですもんね。

真の「アワセない釣り」ってことですね」


所「そうだね。でもその後の調査では、マシーンを操る釣り人の釣力も影響する場面があったよね。

道具を使うのは人間だから、オペレーターの能力で結果は変わるんだね。

釣人塾でも話したけど、アワせない釣りはタックルセッティングが重要なんだ。

その時の状況に合ったセッティングを出していけばオートマチックに、最速に釣ることができる。

どんどん釣る人ってセッティングを出すのがすごく早いんだと思うよ」


助「セッティングというと、ロッドのアクションであったり、

ラインの種類、あとリールの巻きスピード?あとルアーとかフックとか・・・」


所「そうだね、さらに釣り人の技術が加わって、

遠くにキャストしたり細かくレンジを刻んだり、ロッドワークだったりね」


助「ロッドワークですか。

桜パターンの日誌でもありましたけど、水面を引くためにはこう、

ロッドを高くかまえてルアーが近づくほどに先端を下げていって・・・」


所「ロッド全体を高々と上げる必要はないんだよ、ロッドの先端を上にあげればいいの」


助「ああ、そうか。なんか気分的にロッドごとあげようとしちゃうんですよね。

しかもレンジをキープして引くときのロッドワークってずっとやってると妙に力が入って

結構疲れちゃって・・・」


所「確かにきれいに引こうとすると力はいるけど・・・

もしかしてロッドとリールのバランスが合ってないんじゃない?」


助「ロッドとリールのバランス?」






所「ロッドにリールを付けた時どんなバランスになるかで、釣りやすさや投げやすさが変わるんだ。

最近はロッドもリールも軽量のタイプが多いけど、組み合わせの違いで、持った時の感覚が全然違うの。

釣り方にも関係してくるし、もちろん好みもあるけど

自分に合ったバランスで釣りをするのが一番疲れない方法だと思うよ」



私は10年以上同じロッドを使っていて、リールは何回か変えていますが

ロッドとリールのバランスなんて考えたことがありませんでした。


所「僕は取材とか実験で長時間釣りをし続けるからできるだけ負担をなくしたいのと、

たくさんの釣り人さんのタックルに触れる機会もあって・・・」


助「そうか、所長は相当数のセッティングを見ているんですね」


所「うん。それで、次回の実験はこれまで調べたことがなかったロッドとリールのバランスの違いを検証することにしたんだ」











25本のロッドと4個のリールを使い、それぞれを組み合わせてどんなバランスになるのか、

そのバランスを活かす釣り方や、自分に合ったバランスに変える方法などを考えていきます。

全部で100通りのセッティング!どのくらいの違いがあるのでしょうか?



今回の実験には新しい助手、KとBもお手伝い?



いえ、通りすぎただけかも・・・



所長が開発した新しいロッドも近々発売です。

そちらも検証を行っていますので、お楽しみに!

それではまた!