こんにちは、助手です。

今回は釣人塾便り其の五をおおくりします。


釣人塾便りとは
永井浩明研究所の所長であるプロフェッサー永井のYouTubeチャンネル釣人塾について、
ここの解説が面白いかも!とか
これはこういうことなのかな?など
助手目線の解釈や見どころをご紹介するという
コーナーになっております。


前回の釣人塾便りはこんな感じでした




本日はこちら、釣人塾7時間目についてです!


魚に一番近いタックル。といえば?
みなさんもうおわかりかと思いますが・・・




そうですね、フックでございます。
研究所日誌でもフックについては何度か書いているので
繰り返しになってしまう部分もあるかもしれませんがお付き合いいただけたらと思います。


日々、王禅寺でたくさんの釣り人さんと接している所長。
フックの交換は初心者さんだけでなく、
エリア歴数年の釣り人さんも知らない場合があるそうです。

実のところ私も自分でフックを買ったことがなかったですし、
釣れなくなった時に真っ先にフックを確認するなんて考えたこともありませんでした。
それよりもルアー交換やカラー交換をしたり
レンジを変えたりスピードを変えたり・・・
今思うと自ら迷宮に入り込んでいたのかも(大げさでしょうか?)




動画では魚に見立てたホース君を使って
良いフック、だめになっているフックの
フッキング感を比べています。






ここで言う良いフックとは
先端がしっかり尖っていて、開いたりしていないフックのことです。







開いてしまったフックというのはこんな感じです。
メーカーによって様々な形がありますから一概には言えませんが
フックは各部に名称があるくらい細かく設計されるので、
元の形が変形してフックポイントの位置が変わってしまうと
フッキングに影響がでてしまうそうです。







次に、先端がだめになってしまったフックを拡大してみました。
ちょっと欠けていますね。
さらに顕微鏡で見てみましょう。






うーん。
こんなちょっとでフッキングに影響あるの!?
って思ってしまいますが・・・






こちらは先端がほんの少しだけ曲がってしまったフック。







こうやって比べてみると
左はまだしも、右ならいける気がするのですが
チェックをしてみるとやはりどちらも
掛かりが悪くなっているのがわかります。







そしてこちらが良い状態のフックです。
やはりしっかり尖っていますね。

アタリがあるのに釣れない時、
フック交換をしただけで一発で釣れた!
という釣り人さんたちをたくさん見てきた所長。

「フックがだめになっているルアーだと、
いくらアタリがあってもフッキング率はどんどん落ちていっちゃう。
そうすると、そのルアーは「釣れないルアー」になってしまうんだ」

「あ、聞いたことあります。
買ったばかりの時は釣れてたのにって」

「そう。結構よくあるんだよ。
釣れるからどんどん使うんだけど、フックもどんどんだめになっていくんだよね。
初心者さんだとそれに気づかないから、新しいルアー買わないといけないのかなってなっちゃうんだね」

「そういうことなんですか・・・
それまで使ってたのが釣れないルアーになっちゃうのは悲しいですね」





「先端がだめになっていなくても、
ルアーが濡れたままケースにしまっておくと
フックは錆びたりしてしまうんだよ」

「所長は釣りの時、使ったルアーをどんどん空のケースに入れていきますよね」

「うん、そうすれば使ってないルアーと一緒になることがないし、
家に帰ったらそのケースごと洗ってしっかり乾かせばいいしね」

「乾いたら今度はフックのチェックをして、だめなものは交換して・・・」

「そうだね。その時に、このルアーはこうやって釣れたとか、こっちはこのスピードがよかったな、なんて色々思い出しながら」

「フック交換に使うのはもちろんNEWリングオープナーですね(宣伝!)」

「そうそう。あとクランクのフック交換してる時、
このクランクはリアフック、こっちのクランクはフロントフックがだめになることが多いなーとか気づくことがあるね」

「そうか。それがクランクの音の実験に繋がっているんですね」




7時間目ではカットになっていますが、
音の話もありました。

音についてはこちらの動画と


次号アングリングファンの実験コーナーでも
音=波動関連のお話をする予定です。



「話は戻りますけど、
初心者さんにとってフックの交換、
というか交換するフックを買うこと自体ハードルが高い気がするのですが」

「うーん、そうだね。替えのフックなんか付いていないからなあ」

「パッケージにフックサイズが記してあるルアーもありますけど、全部のルアーがそうではないですし、
どの替えフックを買ったらいいかって難しいですね」

「特にスプーンはフックの大きさや重さで動きが変わってしまうからね。
上級者さんならそれも戦略のうちなんだけど。
最初は元々のサイズがいいと思うから、
まずはメーカーサイトなどでルアーに付いているフックと同じものを探してみるのがベストかな」


所長プロデュースのクランクに付いているのはほぼZANMUフックの#8だそうです。
ダブルリング仕様なのでスプーン用ですね。

メーカーごとに多少大きさが変わってくるけれど
1g以下のスプーンなら#8くらい
1g以上なら#6くらい
というアドバイスもありました。

細軸を使う場合は、他のタックルと相性も大事になってくるそうなので、
(ロッドやドラグパワーとのバランスがとれないとフックに負担がかかってしまう)
取り入れる時は忘れないようにしたいですね。


本日も最後までご覧いただきありがとうございました。
それではまた!