脂肪酸はその種類によってがん細胞に対する影響が異なり、
ω-6系不飽和脂肪酸はがん細胞の増殖を促進し、
エイコサペンタエン酸(EPA)や
ドコサヘキサエン酸(DHA)などのω-3系不飽和脂肪酸は
がん細胞の増殖を抑制する効果があります。
ω3 系不飽和脂肪酸は、いわし、あじ、さば、などの「青みの魚」の脂肪に多く含まれます。
青みの魚を取る目的は、ω-3系脂肪酸の摂取量を多くして、
ω-6系脂肪酸によるがん細胞増殖の促進作用を打ち消し、
体の中のがん細胞をおとなしくさせることにあります。
特に、大腸がん、乳がん、前立腺がんでは、
EPAやDHAの効果が現れやすいようです。
生の刺身か煮魚にして食べるのが効果的です。
銀座東京クリニック抜粋
http://www.1ginzaclinic.com/DHA/DHA.html
http://kenko777.takara-bune.net/sub20.html
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DHA/EPAとは:
DHA(docosahexaenoic acid;ドコサヘキサエン酸)とEPA(eicosapentaenoic acid;エイコサペンタエン酸)は魚油に多く含まれているオメガ3系多価不飽和脂肪酸です。
DHA/EPAには健康増進に関連する様々な効果が知られています。血液中のコレステロールや中性脂肪を抑えたり、
血圧を下げる作用があり、常にDHAを摂取していれば脳卒中や心筋梗塞などの血管が詰まって起きる病気は防ぐことが出来ます。
DHAは脳組織に多く存在し、脳の働きに重要な役割を担っています。最近の研究では
がんの予防や治療においても、DHA/EPAの効果が注目されています。
毎日魚を食べている人は、そうでない人に比べ大腸がんや乳がんや前立腺がんなど欧米型のがんになりにくいという疫学研究の結果も報告されています。
DHA/EPAががん細胞の増殖速度を遅くしたり転移を抑制し、腫瘍血管新生を阻害し、がん細胞に細胞死(アポトーシス)を引き起こすことなどが多くのがん細胞で示されています。
DHA/EPAを補充すると、進行がんの体重減少や食欲不振などの悪液質を改善する効果や、抗がん剤の副作用を軽減し抗腫瘍効果を高めることが報告されています。
DHAやEPAといったω3不飽和脂肪酸を多く摂取する食餌療法で、腫瘍が縮小したという症例も報告されています。
DHAを魚から摂取する上での注意:
DHA/EPAは、イワシ、アジ、サバ、サケ、ニシン、マグロなどの「背中が青い魚」の脂肪に含まれ、毎日魚を食べる習慣にしておけば必要量は摂取できます。
しかし、魚のコレステロール含量は牛肉や豚肉に匹敵していますので、魚も多くとれば良いというわけではありません。
高度不飽和脂肪酸は長期保存や加熱処理により酸化しやすく、長期保存により劣化すると過酸化脂質となりがん細胞の発育を促進することにもなります。また、まぐろやかつおのような大型の魚には水銀汚染などの問題もあります。したがって、がんの予防や治療の目的で多めに摂取する場合には、品質の良いDHA/EPAをサプリメントとして摂取するのが安全と言えます。
以上の目的から、クリニックでは高含量のDHA/EPAを含むサプリメントを低価格で提供しています。
御参考まで。
免疫細胞療法成功日記クンより
アルツハイマー病の予防にも効果が期待されています。その他、アレルギー性疾患の予防や治療にも有効であることが報告されています。