こんばんは。
樹状細胞ワクチン療法が効果を発揮するのが、
早い人で3か月、遅い人で半年ほど。
私の場合、9月までアリムタを投与していたので、
多少免疫抑制していたと考えられます。
10月からアバスチンに切り替えたので、薬剤による免疫抑制は無くなりました。
しかも血管新生も抑制され、新生血管は正常な状態(細くいびつ⇒正常な太さの血管)になってきたはずです。
それにより、免疫細胞がしっかりキャンサーセルへ
攻撃に向かうことができる。
実際、ここ半年右肺上部が半年で11mmもprogressしましたが、
アバスチン復活で2回の検査ともにノーチェンジ。
しかもマーカーCEAが11.6⇒8.6へと1カ月で一気に3も低下。
樹状細胞ワクチン療法は、
血液検査で、HLAのA2やHLA-24を保持している患者様に治療が可能です。
*私は、後者HLA-24を保持しています。
末梢血液中に含まれる樹状細胞をGM-CSFとIL-4によって成熟させます。
その後、人工がん抗原ペプチドMAGEを添加することにより、
抗原提示能を付与させます。
このMAGE抗原は、広範囲のがん組織に存在が認められています。
アバスチンに標準治療を切り替えての樹状細胞療法の効果を見るのは、
12月1日で2回目。
少なくとも直近2回の検査結果では、効果がありそうな様子。
本来は、樹状細胞ワクチン療法を実施する場合、
がん抗原がキャンサーセルに提示されるMHCクラス1が出ている場合に
効果を発揮しますので、そのMHCクラス1が出ているか否やを事前検査する必要があります。
しかし、横浜鶴ヶ峰病院ではその検査をできない状況にあり、
時間軸で効果判定をする必要があります。
MHCクラス1がキャンサーセル表面に無いのに、
樹状細胞ワクチン投与は費用の無駄使いになるからです。
12月1日(土曜)の順天堂でのレントゲン検査及び
採血でのマーカーCEA数値で判定、今後の継続判断をしたいと
考えています。
*ちなみに瀬田クリニックでは、
がん抗原がキャンサーセルに提示されるMHCクラス1が
出ているか否やを事前検査を実施しています。
ご参考下さい。
免疫細胞療法成功日記クンより