物好きたちの夏と支配からの独立2 〜鬼の祭祀者〜 | 螢源氏の言霊

物好きたちの夏と支配からの独立2 〜鬼の祭祀者〜





前回からのスピンオフ記事。


ヌーソロジー軍団でファミレスに入った時、とある面白いシンクロニシティーがあった。



ロイヤルホストあみだ池店。
image


景山氏が、yumi氏のことを「タネコさん」と呼んでいることに気づいた。


私はすぐさま、ヌーソロジーが重視している大神神社おおみわじんじゃの初代神主である、オオタタネコを元ネタにしたあだ名であるとわかった。



肖像画がなかったので適当に描いた。
image


女みたいな名前だが、実際は古代のオッサンである(笑)


yumi氏は香川出身なので、もちろんタネコと血縁関係はないが、本名が二文字違いであるというシンクロから来たあだ名らしい。



タネコを祀る大神神社にある若宮社わかみやしゃ
image


だが、私はこれだけのシンクロでは済まないことに気づいてしまった。


タネコは大阪府堺市の泉北せんぼく丘陵の出身だが、なんとyumi氏の勤務先がそこなのだ。


image


具体的には、泉北高速鉄道の泉ヶ丘いずみがおか駅というところの周辺であり、私も通学時にはいつも通過している馴染みの地域である。


ここからは、私の想像と仮説(閣下の学説の受け売りを含む)を手がかりとし、タネコと真古代史ついて語ってみよう。


image


時は6世紀ごろの古墳時代。


オオタタネコは、日向ひむか族出身の豪族であり、 茅渟県ちぬのあがた陶邑すえむら(大阪府堺市)を拠点として、 須恵器すえきという陶器を生産していた。


image


ある日、崇神すじん天皇に「ニギハヤヒを祀れ」と命令されて、彼の墓のある奈良県の三輪山みわやまのふもとに移住して、そこに神社をつくった。


それが大神神社おおみわじんじゃであり、ニギハヤヒを祀ったことにより初代神主になっただけではなく、タネコは史上初の神主となったのだ


image


さらに詳細がある。


ニギハヤヒとは出雲いずも族の族長であり、本当の初代天皇だったが、日向族に皇位継承して、西暦200年代に世を去った偉人である。





大神神社の祭神は「オオモノヌシ大物主」という、謎の神だが、その正体はニギハヤヒである。


しかし暴君・崇神すじん天皇は、まさに権威を誇示するかのように、三輪山=ニギハヤヒの墓の近くを皇居とし、そこで恐怖政治を行った。


image


実は崇神天皇はヤタガラス八咫烏の工作員であり、出雲族を弾圧し、日向族専制にすることで、天皇家を牛耳るという陰謀だったのだ。


ヤタガラスとは、古代から現代までも日本を陰から操っている秘密結社のことで、裏天皇忌部氏いんべうじ秦氏はたうじ賀茂氏かもうじ)からなる。


image


出雲日向連合王朝という盟約は破棄されて、ヤタガラスに利用された崇神天皇によって、強引な全国統一がすすめられた。


image


ついに、出雲族の残党たちのがブチ切れて、反乱を起こしたので、崇神天皇は鎮圧のため残党たちを大虐殺したが、それでも治らず。


この時、崇神天皇の支配から独立するために立ち上がったのが、ニギハヤヒの子孫として出雲族の残党を率いたミカボシだった。





天皇は、ニギハヤヒ祭祀を国家事業として、三輪山のふもとに神社を作ることによって、ひとまず反乱を鎮めるという政略をとった。


それを任された祭祀者こそタネコで、事実、ニギハヤヒに皇位を継承された日向族の子孫でもあった彼しか適任はいなかった。


image


そしてタネコは、自身が作った須恵器を神器とするなどの工夫を凝らして、ニギハヤヒを手厚く祀ったことで、反乱は鎮静化した。


image


しかし、崇神天皇はその隙を狙って、各地に出雲族討伐隊を派遣し、逆らう者は殺され、ミカボシたち残党は東北まで追われた。


image


この討伐隊を「四道将軍しどうしょうぐん」といい、大規模な侵略により出雲族は「」として封印され、ミカボシはまつろわぬ悪神とされてしまう。


朝廷(ヤタガラス)によって、鬼=悪というプロパガンダが敷かれ、この出来事はやがて『桃太郎』の伝説として語り継がれた。


image


タネコは鬼の祭祀者だったのだ。



相関図にまとめてみた。




ちなみに代々、大神神社の神主をつとめた、三輪氏(大神氏おおみわし)の祖こそタネコである。


すなわち『龍蛇りゅうだの神』のシン(大神信房おおみわのぶふさ)のご先祖でもあるのだ。





なによりもyumi氏は、実はタネコが男だったと知って驚かれていた(笑)


古代ならだいたい、子がつくのは男だけで、聖徳太子、小野妹子、蘇我馬子もそうだ。


image


yumi氏は、チャーミングな巫女タイプだが、実際に幼いころ巫女の経験があったらしく、タネコのように神に仕える存在のようだ。


確かに、誰とも仲良くできる人だと思うし、真の意味での協調性や和合性がスゴいので、実はタダ者ではないのだろう(笑)


image


三輪の奇跡でも書いたが、今年の3月20日、ヌーソロジーによる大神神社ツアーがあったらしいが、やはり聖地のようだ。


たまたま、オオタタネコの化身・yumi氏と、ニギハヤヒとミカボシの子孫である閣下が、大神神社に参られたのだから感慨深い。



右前から、yumi氏、半田広宣はんだこうせん氏、閣下。
image


そしてその翌日、なにも知らなかった私は、たまたま大神神社に参拝していた。


私は中学生の頃から須恵器を調べていたし、小学生の時にも偶然、タネコが祀られている陶荒田すえあらた神社をよく通りかかっていたのだ。


image


得もしれぬシンクロに包まれていることには間違いないし、自分の意思の働かない所で、大きな歴史の渦にも呑まれているのだろう。


これだから、物好きが集まった時に起きる、数奇なシンクロは面白いのだ。





私とコマ氏は、yumi氏の車で地元まで送ってもらえることになった。


帰りの車中で3人、支配から独立する必要性について語り合っていた。


image


やっぱり、みんな何かに支配されているし、己の旗をあげて独立しようということだ。


尾崎豊に言わせてみれば、仕組まれた自由に気づいて、この支配から卒業する必要があるということである。


image


しかし支配者を憎むよりも、むしろ感謝したほうが独立は加速する。


支配者とは、我々の育ての親のことであり、毒をもって薬となすという教育をしてきた。


image


人類はイルミナティの仕掛けた近代合理主義によって支配されているが、これもそのうち終わりを迎えるのは必定だ。


まるでイルミナティは家督相続前の親父で、それに育てられた我々は、やがてこの世界のバントを受けとるのだろう。





実はイルミナティの中枢は、裏天皇が率いるヤタガラスらしいが、彼らの仕掛けた偽りの歴史からも卒業する必要がある。


そこで、本当の天皇家(出雲族・日向族)の家系図と、それの元である『アーリオーン・メッセージ』の家系図を載せておく。
















■出雲族 神号



祖父 布都御霊ふつのみたま

 父 素佐之男尊すさのおのみこと布都斯御霊ふつしみたま

  長男 八島野尊やしまぬのみこと
   おくりな 清之湯山主三名狭漏彦八島野尊すがのゆやまぬしみなさろひこやしまぬのみこと

  次男 五十猛尊いたけるのみこと大屋彦尊おおやひこのみこと

  長女 大屋津姫おおやつひめ

  次女 抓津姫つまつひめ

  三男 饒速日尊にぎはやひのみこと布留御霊ふるのみたま大歳尊おおとしのみこと
   おくりな 天照国照彦天火明奇甕玉饒速日尊あまてらすくにてらすひこあめのほあかりくしみかだまにぎはやひ
   別称 大物主櫛甕玉尊おおものぬしくしみかだまのみこと
      賀茂別雷大神穂屋姫かもわけいかずちおおかみほやひめ
      日本大国魂大神やまとおおくにだまおおかみ
      事解之男尊ことさかのおのみこと
      大歳御祖大神おおとしみおやおおかみ

  四男 倉稲魂尊くらいねだまのみこと宇迦御魂うがのみたま

  五男 磐坂彦尊いわさかひこのみこと

  三女 須世理姫すせりひめ