2月の方が暖かった、というほどに、寒い3月の始まりになった今週。「Dr. スランプ」や「DRAGON BALL」などの超メガヒット作品を生み出し、さらには、社会現象にもなった「ドラゴンクエスト」のキャラクターを創り出した鳥山明さんの訃報は驚きでした。

私が小学生の頃、アラレちゃんの真似をして「キーン」と言いながら全力疾走してる友達も多く、ニコチャン大王、ピースケ、スッパマンなどのキャラクターに合わせてあだ名がついたり、赤いポットの建物の喫茶店に似た店が実際に近所にオープンしたり。

漫画がアニメになって、世界的なアニメーションになる前の、不朽の名作ですよね。

ドラゴンボールは、私の年代では小学生男子のバイブルでした。友情とか強さとか、ずるさとかを学んだのはもちろん、小学生にはちょうどいいエロもあって、毎週欠かさず見ていました。

カーメハーメハ~なんて何度叫んだことか。亀仙人に鶴仙人、クリリンに天津飯(っていう食べ物があることをここで知ったほど)、天下一武道会あたりまでのストーリーは、30年経っても覚えてます。

ドラゴンクエストもすごかったですよね。ファミコン全盛期、このドラゴンクエスト欲しさにおもちゃ屋に行列ができるという社会現象が、ニュースになっていました。ちょっと前の、アップルストア前に並んでiPhoneを手にする人のように。

スライムって、時代が時代なら、ピカチューぐらい世界的キャラクターになってましたよね。

これまで、鉄腕アトムや宇宙戦艦ヤマトを生み出した巨匠の訃報に触れる時、私にとっては昔の人という印象でしたが、今回の鳥山明さんの訃報は世代ど真ん中、現役の巨匠の死という感じで驚きでした。まだ68歳、早すぎる死に残念でなりません。心よりご冥福をお祈りいたします。

そんな金曜の速報から時間を置かずして入ってきたのがTARAKOさんの訃報。ちびまる子ちゃんの声優として、キャラクターと一体化した彼女の死は、なんというか喪失感が大きいです。まだ63歳だったんですよね。こちらも早すぎる死に、驚きが隠せません。

ちびまる子ちゃんは、ちょうど私が中学生の頃にテレビ放送が始まって、まるちゃんからサザエさんに続く日曜夕方のフジテレビの顔となりましたよね。キャラの濃い登場人物の中で主役を張るまる子の、あの「声」は存在感が圧倒的でした。心よりご冥福をお祈りいたします。

そういえば、京都の河原町にある丸善の、同じビルだったような気がしますがアニメイトがあって、そこで花輪クンのキーホルダーを買ったことがあったような。なぜか、急に思い出しました。

さて。

いんで、にげて、去る、3月。旅立ちを前に、ドキドキしたりワクワクしたりしている方も多いのではないでしょうか。4月から一人暮らしをする!というワクワクは、ほんと、その頃(18歳)にしか得られない特別なものですよね。

うれしさと不安が、あれだけ等分に交じり合った感情は、あの時ならではです。

その若さが羨ましい一方で、わが子にも「そんな時」が来るのかと思うと少々メランコリックになったりします。親の手を離れる、子離れ。そんな頼もしい旅立ちを前に、私はどんな感情になるんでしょうかね。想像もつきませんが、それまでをとにかく大切に。

だから、家族での思い出をたくさん作るため、色々とお出かけや旅行の予定を立てています。が、どうも国内の宿の予約は、確実に早くなってますよね。まだ先の秋の温泉宿すら、もうフルブックが目立ちます。インバウンドのせいですかね。

半年前を目途に、宿は抑えようとしているのですが、それでは遅くなっているのか。泊まりたいところが、ことごとく取れません。まだ全室の予約が開いてないのかもしれませんが、ほんと、取れないです。

海外からの観光客も増えて、日経平均株価も上がって、日本って、今、好調なの?と机上のニュースは伝えます。が、どうも「そっち側」というか「あっち側」のことのようで実感がありません。

「こっち側」は、特にこれと言って良い感触がないです。まぁ、いつもニュースが伝える側には、あまりいたことがないので、慣れてますが。

平均株価が上がると・・・、株主がもうかる。となると、株を買い足す。そうすると、企業に資金が回る。その資金でビジネスをして、相乗効果で成果が上がる。で、そこまでくると、従業員にもボーナスなどで還元がある。というわかりやすい好循環に入っている企業が増えれば増えるほど、小売りや余暇にお金が回り。いい流れですよね。

もしかすると、そんないい流れが来てるのか?インバウンドは関係なく?だから予約がとれないのか?もし、そうだとすると、良いんですが、実際のところはどうなんでしょうかね。

旅行でいうと、国内は完全にコロナ前に戻って、訪日外国人の数も戻ったといいます。燃油サーチャージもこの春から下げる航空会社が増えて、海外旅行の市場も、想定より早く復活するかもしれないといわれています。

夏のパリ五輪をきっかけに、一気に海外需要が高まるかも、とコロナで大打撃を受けた海外旅行を扱う旅行会社などは期待しているでしょうね。にしても、この夏、ロンドンの航空券とホテルを押さえましたが、びっくりするほどの値段でした。

30年近く前になりますが、シンガポール航空でロンドンに行った時、直行便なら13万円もするの!と驚いていたのが嘘みたいです。

まぁ、この夏のロンドン旅行までに、私が望むのはただひとつ、この円安、なんとかして欲しいということです。1ポンドが200円でいろんなものを買うと、ほんとやってられませんからね、ただでさえ世界的な物価高の中ですから。

何だかんだ言っても、こうやって、先の旅のことを考えると、ふわ~っと楽しい気持ちになります。だけど現実は、今日も寒く、息子は、学校でインフルエンザをもらってきて寝込んでいます。

特効薬で症状はすぐに収まるでしょうけど、明日からの出席停止期間、本人には過酷でしょうね。卒業式まで、残り少ない中なので、ショックを受けてます。

まぁ、色々ありますが、春は確実にそこまで来ていて、花粉も飛んできますが、花は咲き誇ってきっときれいです。春待つ気分の心地良さのまま、TVerでR-1でも見ようかなと思います。


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