ウィズ・ミュージック。まるで夏本番のような日差しで、部屋の中は、その分ひんやりして気持ちのいい午前です。BOSEのスピーカーにつないで流す音楽は、久しぶりに届いたJason Mrazの新しい音(というか声)。この人の言い回し、リズムのとり方、何より声がやっぱり好きだ、と思いつつ「Have It All」を聞いています。

早いもので、今日から5月です。誕生日が来たら、私もまた1つ歳を取るな、なんて思いながら、小学校へ「いってきま~す」と元気よく出て行く息子を見送りました。

その後ろ姿を見ながら、昔、私(京都)の小学校では、5月1日のメーデーはほとんどの先生がいなくて、自習だったことをぼんやり思い出して、あぁ、やっぱり京都は共産党が強かったんだな、とか。大人の事情というか政治的なことを後々になってよく実感します。

政治的なことと言えば、朝鮮半島と中東で世界の動きが盛んですね。朝鮮半島交渉(というか話し合い?)で一歩出遅れた感のある安倍首相は、昨日、ゴールデンウィークの混雑の真っ最中に成田空港から中東に飛びました。

私たち家族は、その時間にちょうど那覇から戻ってきたところで、警察犬や警備が多かった(と妻は言ってました)そうです。

まぁ、バニラエアを利用したわが家は、成田空港でも第3ターミナルに到着で、警官の姿は第2ターミナルと第3ターミナルの通路(トラック?)で見たのですが。にしても、3タミまでの移動は、過酷ですね。認めたくないですが、歳のせいというのが大いに関係している気がします。

ゴールデンウィークに沖縄に行く。

そう決めてから、ANA、JALの早期申込みを狙いつつ、セーフティーにLCCも抑えようと思い、バニラエアを取りました。家族3人で、沖縄往復が10万円を優に越えるGW。ANAでも取れましたが、ふと、Peachと統合されて消えゆくバニラ。一度、乗ってみたいな、という気持ちが勝り、バニラで行くことにしました。

シートピッチが狭いこと。毛布や機内食など、必要な人は「追加料金」という形で必要な分だけ追加して、それ以外の人はスカスカのサービスで安くする。それが移動することに特化した格安航空会社(LCC)の特徴だということは知っているし、そのことに賛成だし、だからこそ、わが家は必要な分だけしっかりと追加して取りました。

で、3列・3列の小型機、A320機に乗り込むと、これまでのスカイマークやジェットスターでは感じなかったほどの窮屈感。ふと、斜め前を見ると、若い男子三人組が座っています。足が前の席にくっついて見るからに窮屈そうでも、乗ってます。思えば、空港で一夜を明かし、助手席のようなところでガタガタ道に揺られ、アンデス山脈沿いを移動し、大草原や湖の中を「安い」というだけで耐えてきた旅は、私自身幾度となく経験済みです。

なのに、シートが硬く、なんだか眠れない。認めたくは無いですが、これは完全に歳のせいだと思いました。成田から那覇までの3時間弱の飛行が、思った以上に辛かったです。飛行中だけでなく、成田のターミナル間移動、加えて那覇でも、ピーチとバニラはターミナルからバスで10分ほど移動する倉庫?のような場所に着陸します。

那覇空港に到着するとまず、タラップを降りて歩いて倉庫のようなターミナルに入ります。そこで、荷物を受け取るのですが、それはターンテーブルではなく、高速バスよろしく、トラックで山積みされた手荷物を係の人が順番に並べていきます。ネパールのポカラやケニアのロッジ近くの空港ではそうだった、なんて思い出しながら。

荷物をピックアップすると、ターミナル間移動のシャトルバスを待ちます。ピーチ、バニラで沖縄に行く際は、この一手間も加えての安さだということをもっともっと広報して欲しい、なんて思いながら、ANAやJALが使うターミナルに到着。

そこからGWで大混雑のレンタカーピックアップ。午後2時について、4時まで車が借りられず、途中でちょっとスーパーマーケットに寄って泊まるホテルがある部瀬名に着いたのは、7時前でした。

サンセットをバックにサックスの生演奏が聴けるホテルの一押しサービスも、初日、逃してしまいました。

何をするにも沖縄タイム。のんびりしてて、すごく非日常です。それを「いいなぁ」と感じる気持ちの余裕は、LCCでいろんな「一手間」に驚きすぎた身には染みきらなかったというか。

宿は沖縄の中でも屈指の高級リゾートホテル、ブセナテラス・ビーチリゾート。デラックスオーシャンビューの眺めを堪能しながら、海沿いのテラスでバーベキューをしたりしました。

海に入って、プールで泳いで。朝食もゆったりのんびり、沖縄の(まだ)やさしい太陽に照らされながらリゾートしました。そのうち、身体の中のネジが徐々に沖縄タイムに調整されていきながら、車で1時間、那覇市内へ行き、壺町のやむちん通りで、お気に入りの皿と器を買ったり、沖縄県立芸術大学の前の古民家居酒屋で沖縄そばを食べたり。

日暮里からのスカイライナーが満席で、特急で成田空港に着くと時間がギリギリで、なんとか乗り込んだ飛行機は狭く、窮屈で、うまく眠れず、下ろされた那覇空港でも色んなことがうまくいかず、なんだか時間ばかりが経ってしまった昨日の移動日とは打って変わって・・・

観光客数でハワイをしのいだという沖縄のリゾートタイムが、私の身体をいやし、ネジを緩め、ゆったり、のんびり包み込んで、沖縄でまる一日過ごすだけで、いろんなことが「あり」になっていきました。

東京への帰路、同じバニラエアで同じ手順を踏んで乗り込んだのに、不思議なモノでぐっすり眠れました。

歳を行くと、いろんなところが硬くなります。いろんな経験が邪魔をして、なんだかうまくいかなくなります。それを教えてくれたのは、若者たちであり、ずっと隣にいた6歳の息子です。

いつも楽しむ。思い切りやる。そして、目の前の時間と空間を凝視し、飛び込む。

若さって、素晴らしいです。それは経験のあるなし(蓄積)だけでいう「年齢(経年)」ではなく、硬いからだをほぐして、どれだけでも「そこ」に浸れる柔軟さ。いってみれば適応年齢の若さ(柔軟さ)です。

それを持っている人、あるいは「そう」なってからの楽しさは、リゾートという魔力であり、お金を超えた価値です。

あくまでも、どうしたいかの具現化。それに対して手を抜かない徹底的なホリデー。ゴールデンウィークの前半も終了しました。残すは後半です。わが家は、東京で後半のホリデーを満喫します。お天気が優れないようですが、それでも、手を抜かず。

 

 

SHoGo PaPeR

 

http://www.shogopaper.com