TOKYO 2020 | SHoGo PaPeR >> 鈴木正吾のブログ

TOKYO 2020


IOCのロゲ会長が、大きな封筒を受け取り、なぜか、握手してそして、ゆっくりと開封して

「トォーキョー」

と、発したとき、なんとも言えない高揚感と、つっかえていたモノが取れる爽快感がわき起こって、そして、とにかく無意識に「オッシャー」と叫んでました。

声を追うように目に飛び込んできた
「TOKYO 2020」の文字。

7年後、2020年のオリンピック、パラリンピックは東京開催で決定しましたね。

名古屋、大阪、そして前回の東京。夏のオリンピック候補地として、立候補してはあっさり負けることが多く、東アジアではソウルも北京もオリンピックを成功させました。

ジダイは南米大陸初だとか、アフリカ初?イスラム圏初?などなど、「ヒロガリ」をみせていただけに、前評判の一番良かったマドリードがまず落ちて、イスタンブールとの最終決戦になったとき、リオデジャネイロにもっていかれた前回を思い出して「イスタンブールなのかな」と心配しました。

が、結果、東京の圧勝だったようで、わけの分からない意固地な「じいさん」がトップにいた前回よりは、風通しもよかったのかな、と思ってみたりもします。

安倍首相は、10歳の時、屋根にのぼって自衛隊が大空に描き出す五輪を見たそうです。それですごく興奮したことを覚えている、と開催地決定後のインタビューで応えていました。

東京オリンピックで高速道路が開通して新幹線もできた。これを機に一気に日本という国が豊になった。そんな象徴といて語られ続ける(前回の)東京オリンピック。

今、東京タワーのごとく東京スカイツリーが世界一の高さで完成。そして新幹線の代わりにリニアモーターカーが飛行機並みの速さで大都市間をつなごうとしています。さらには格安航空会社が、アジア圏も巻き込んで人の行き来を盛んにさせようと。

東京では、世界一の新宿駅の南口に超高層ビルを完成させ、「大新宿駅」としてオープンする予定です。

そんな中での、東京オリンピック開催。ぼくの息子は、2020年になると9歳です。安倍首相が屋根から眺めた「興奮」と「誇り」のようなものを、息子も感じてくれたらうれしいです。

自分の住んでいる街で、世界中から注目されるオリンピックが開かれる。そこで成功すれば、息子にとっては、いや、これから未来を担う日本のこどもたちにとっては、「もう一発、高々打ち上げる日本という国」の原動力になるかも知れません。

子供を持つ、一人の親として、子供達の未来が、「希望」であふれることを、心からうれしく思うと共に、何ともそういうタイミングなんだろうな、とも思うわけです。

昨日、六本木にある東京ミッドタウン内、富士フイルムスクエアで開催中の「旅する惑星」を見てきました。

これは雑誌「TRANSIT」の企画で、カメラをもった若者が、日本を飛び出して世界の都市から秘境まで貪欲に旅を綴る写真展です。旅もせず、内向きだと言われていた若者が、脱皮するように「動き始めた」というニュースはよく聞きます。

つまり、世代交代した「若者」は、すぐ上の世代とは違う方向へと進み出したようで。そんな彼ら・彼女らの写真を見ていると、実に世界はありきたりですが広いと思います。そして深いと感心します。それは、ぼくが実際に訪れた村や風景が、全然違う顔を見せて写っているからです。

時間は空間を作ります。それは一刻を刻む毎に変わります。そんな「豊かな」世界の、多くのアスリートが東京に集まる。2020年時点で、トップクラスの選手がやって来る。そして、同時にメディアや応援団や、人々が交流できる。

想像しただけでもわくわくする「世界規模」のイベント。先日発表された世界の都市ランキングで、世界三大都市の中から「東京」だけが4位に甘んじました。ニューヨーク、ロンドン、パリ。前回、ロンドンが五輪を行い、東京の次はパリか?と言われています。

世界に向けてTOKYOを。経済はもういい、クールジャパンなる「オタク」文化もそろそろいい。形にならない、無形の「おもてなし」という文化、「もったいない」のように世界に発信できれば素敵だな、と思いつつ、、、

とにかく、東京オリンピック・パラリンピック開催、うれしいです!
なんかボランティアとかに応募しようっと。


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