舞台「ロボ・ロボ」無事千秋楽を終えることができました☆
沢山のお客様に届けることが出来て本当に幸せです。
ありがとうございます。
ロボット
人間
色々ありますね。
でも既成概念でしかないのもまた事実。
人がロボットを演じて表現する舞台どこまで、観てくださる「人間」の皆様に伝わるか、本当に常にそれを頭に置いていました。
まだ見ぬお話。
演劇ならではの表現。
伝えたい。
あらわしたい。
そんな、思いが強かったです。
その中で生きるというか、限られた時間を消費していくそれぞれのロボット。
皆さんの中にどんな想いが残ったよか、すごく知りたい。
あの7体のロボットが皆さんのなかではどのように生きたのか。
人間にあるとされている様々な感情。
と
いわゆるロボットの違いはなんなのだろう。
まだ見ぬ、いや、うっすらと現実にも誕生しつつあるロボット。
いわゆる
海外作品に多くみられる、ロボットは感情をもたないという考え。がしかし近年というか昔からそれだからこそ、想いを抱くロボットが描かれる。
人間がロボットに対する想いというのは
人間より上の存在がいたとしたら、
きっとその架空の存在からしてみれば人間はロボットに近い位置にいるのだとおもう。
今回この作品をやらせて頂くにあたってロボットについて色々調べたり考えたりしたのだけど、
映画「アイロボット」で描かれた、アジモフのロボット三原則
第一則 ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を見過ごすことにより、人間に危害を及ぼしてはならない。
第二則 ロボットは人間の命令に服従しなければならない。ただし、命令が第一則に反する場合はこの限りでない。
第三則 ロボットは、第一則および第二則に反しないかぎり、自己をまもらなければならない。
と、
人間を個としてとらえるか、人類にかきかえるだけで随分と意味合いや実際に生まれる結果が変わってくる気がする。
どう生きるか、どう感じるか、。
1920年にカレル・チャペックの戯曲『R.U.R.』ではじめてロボットという言葉が登場したわけだけど、その時の語源がチェコ語の「robota ロボタ」意味は「労働、労働者、強制、」
ストーリーのなかで描かれていたのは、「人の代わりに労働する」ものとしてのロボット。そのロボット達が反乱を起こして…というもの。
今回舞台「ロボ・ロボ」にでてきた7体のロボットもみんな家庭用つまり人間の代わりに何かの役目を果たすための存在。心をもっているのかいないのか、皆さんの目にはどううつったのかな。
ロボット達はそれでも生きようとした、というか、無人島から人間のいる場所へ帰ろうとしていた。
果たしてそれは心がそうさせていたのか、プログラムされていたものだったのか。
皆さんはロボットが心をもつことをどう思いますか??
いつか本当にSFのような現実がやってきたとき、ロボットと人間はどうなっていくのか。
そして面白いのは日本には心を持つロボットとというのがいち早く生まれた気がする。
鉄腕アトムだったり、ドラえもんだったり、ロボットだけれども心を持つロボット。人でないものに人と同等のものとしてのものを与えることに日本は寛容だった気がする。
ここでは書かないけどきっと色々な歴史や、背景があるんだと思う。
ロボットを考えると人間らしさというのも考える、人間らしいってなんなんだろと何回も考えた。
それはつまり僕が考えるロボットというものを演じても、そんなのロボットじゃないと思わせてしまうかもしれない。
現実今でも、ロボットとというものは存在するけれど、ドラえもんや鉄腕アトム、みたいなロボットはまだ産まれていないから、結局は「ロボット」というあやふやな定義の中での想像のなかの存在である。
どんなロボットを演じてもそんなのロボットではないとは誰にも言い切れないし、逆に何をもってロボットだ!というのも言えない中でも、ロボットだ!と!舞台「ロボ・ロボ」の世界を伝えたい、そんな思いで7公演やらせて頂きました♪
演じたコック900の台詞
「どんな変わった生き物がこの先みつかるかまだまだわからないんだ。」
そう、それはまさにロボットのことにも言えて、まだ見ぬロボット、どんなロボットがこの先誕生し、人間と関わっていくのかまだまだ誰にもわからない。
既成概念だけではない。
でも既成概念はイメージであり、望まれるのもの。
西田シャトナーさんと7人の役者が思い思いのロボットを創り出して、舞台「ロボ・ロボ」はできました。
モノづくりいいなーやっぱり。
最後に舞台「ロボ・ロボ」応援してくださった皆様本当にありがとうございました。
あと、観に来てくださったお客様♪
井出卓也さん♪
今度は一緒にメンズネーションよろしく♪
宮崎秋人さん、松田凌さん、池田純矢さん
そして、びっくりしたんですが、アウトドアロックンロールから
田中要次さん!!
みなさん忙しい中ありがとうございました♪
しーゆー
Shogo Suzuki