それでも将棋世界は買うのです。
まぁ、もはや「買わないと気持ち悪い」という類のもので、
意欲とは別問題ですね。
まずはパラパラと全体を見渡す。
その段階で、谷川先生の懸賞詰将棋が解けた。
考慮1分。最近はサービス問題が続いている。
第69期名人戦を森内名人が振り返るコーナーにページ数が割かれている。
手の意味は各所で解説がなされているが、
「何故その手を指したのか?」という部分は、
精神的な部分を抜きにして語れないので、
貴重な資料となる(読み物として。活かすレベルにはいないです)。
王位戦については、広瀬王位の自戦記が。
こちらは解説では見慣れていない変化が多かった気がする。
感性が独特と言うことだろうか?
森内名人の場合は一般的(堅実)な手の中で最善を尽くす感じがある。
あとは若手の座談会が。
最近のタイトル戦は惜しいところで挑戦を逃した若手棋士が多かったので、
どのように上位棋士を見ているのかが見ものです。
長かった勝又講座の5七銀左急戦は今回で終わり。
全然現代将棋っぽくなかったのですが(笑)
歴史の積み重ねを抜きに現代を語る事は出来ませんか。
「イメージと読みの将棋観」では、
トップ棋士が自身の将棋をどう整理しているかが披露されている。
さすがに良いエッセンスが詰まっていますね。
上田女王の三番勝負は興味深い戦形に。
私も良く指す形なので参考になりました。
アマ竜王戦についても記事が。
優勝した稲葉氏は奨励会三段受験を決めている。
月並みだが、頑張ってほしい。
木村講座は渡辺流の後手矢倉(とは書いてないけど)を掲載。
端攻めは厳しく見えるが、プロレベルではやや無理筋か、やはり。
久保講座は超速▲3七銀対策。
やはりこの形は自信無いかぁ。
と、ざっと読んでみたが、
相居飛車のこってりした将棋が多く、
サラサラとは読めない。
いつもながら、情報処理能力を試される時代だと思う。
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