新企画「描く将プレイバック」と将棋倶楽部24近況 | 将棋大好き雁木師の新将棋文化創造研究所

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「将棋大好き雁木師の将棋本探究」をリニューアルしたブログです。
主に将棋に関する詩などの作品紹介と、自分の将棋の近況報告を行います。

読者の皆様こんにちは。そして、お久しぶりです。お掃除の勉強と断捨離に夢中の雁木師でございます。今日は前半は新企画「描く将プレイバック」、後半は将棋倶楽部24の近況報告を行いたいと思います。長文となりますが、最後までお付き合いいただけると幸いです。

 

まずは新企画「描く将プレイバック」から行きたいと思います。私は4/1(土)まで、棋士や将棋関連のイラストを描く「描く将」として活動してきました。現在は資格の勉強のため描く将の活動は一時的にお休みしています。

この企画ではこれまでに描いた将棋関連のイラストの中で、将棋世界に応募したものの掲載されなかった作品や、将棋世界に応募せずにTwitterにて発表した作品などを当ブログで掲載して当時を振り返ってみるという内容です。

記念すべき第1回目となる今回は、こちらのイラストです。

松尾歩(まつお・あゆむ)八段の似顔絵でございます。まずは簡単に松尾八段をご紹介します。

松尾八段は愛知県出身の所司和晴七段門下の棋士。同門には渡辺明名人、宮田敦史七段、近藤誠也七段など実力派と評される棋士が揃い、松尾八段も新人王戦での優勝やNHK杯で準優勝などの実績を持つ実力派棋士の1人として評価されています。現在は竜王戦は1組、第81期順位戦はB級2組で5勝5敗の成績で、来期もB級2組で戦います。

序盤作戦に長けた棋士として知られ、「松尾流穴熊」は対抗形の将棋において一時期大流行。横歩取り☖5二玉型では、第20回升田幸三賞を受賞されています。また、将棋大賞では第29回に新人賞、第48回では名局賞特別賞を受賞されています。

 

解説やトークなどでの低い声が評判で、一部の将棋ファンからはその容姿と声から「セクシー」の愛称でも親しまれています。

昨年9月にはYoutubeチャンネルを開設。将棋はもちろん、カレーや味噌汁について語る動画もあり、対話形式でファンを楽しませています。最新の動画は4/8(土)に公開された、ただただ好きな味噌汁について語る内容です。

 

では、このイラストを描いた時期などをお話します。このイラストを描いたのは、2019年8月頃。最近の動画ではメガネはかけておりませんが、かつてはメガネをかけて対局に臨まれました。描いた理由としては、この頃はまだ松尾八段を描かれたイラストが将棋世界ではなかったからです。

将棋世界のイラストコーナー「あつまれ!描く将」は2019年1月号にスタート。スタート当時から藤井聡太竜王は複数枚掲載されるなど、描く将の世界でも大人気。他には羽生善治九段や高見泰地七段も安定して掲載されていました。また、当時タイトルを保持していた豊島将之九段もこのコーナーの常連でした。

その一方で、松尾八段は実力派の呼び声は高かったのですが、タイトル戦や大舞台での活躍がなかったこともあったせいか、この頃はまだ掲載がありませんでした。のちに別の方が描かれたイラストで初めて掲載されたのですが、私は目立たない棋士(そういう表現は失礼なのかもしれませんが)に光を当てたいという思いで棋士を描いていました。

私はアニメキャラを似顔絵も描くこともありますが、どちらかと言えば主役より脇役を描くのが好きなタイプです。それが描く将でもモットーして残っていたのです。

 

さて、こうして改めて自分で描いた絵を見ると、雑な箇所が目立つなという箇所もあります。このイラストで言えば駒を持つ右手。本当は美しく、カッコよく描きたいのですが…。いやはや、対局姿を描くのは難しいものです。

次回の「描く将プレイバック」もどうぞお楽しみに。また、今年は4月までに4枚描きましたが、まだ掲載されていないものもあります。掲載された場合は、「描く将プレイバック」とは別にご報告できればと思います。

 

ではつづいて将棋倶楽部24の近況報告です。このコーナーは「将棋大好き雁木師の将棋本探究」から続くコーナーです。ここで24のマイルールを説明いたします。まずは対局について。

・基本として木~日の4日間で20局実施

・持ち時間に特に制限はなし

・千日手、持将棋、中断による決着がつかなかった対局は原則として対局数にカウントしない

 

続いて分析のルールです。

・基本として居飛車と振り飛車に大きく分類する

・居飛車の場合は戦法別

・振り飛車の場合はどこに飛車を振ったかで分類し、囲いでの分類はしない

 

では報告に入ります。

 
総合成績:36勝44敗。勝率.450
現在レート:876点 最高レート:1,288点
手番別勝敗
手番別勝率:先手番勝率.525 後手番勝率.375
 
今月は負け越しでした。月の前半は、スタートはまずまずも2週目に入り失速。後半は連敗連勝が相次ぐ悪い癖が飛び出して結局負け越しです。内容は前半は生命線の粘りを欠く将棋が目立ちました。後半は、粘り強さを少しずつ取り戻すも全体としてはいまひとつです。では戦型別の勝敗です。
 
自分から見た戦型
 
相手から見た戦型
 
今月は右玉を最も多く指しました。先日、私の将棋の特徴を将棋ウォーズを分析する機能にかけてみたところ、やや王道とは離れているタイプであることが分かりました。80局の対局のうち、約半分を右玉が占めている現象が続いていますのでこれも1つの特徴と思います。成績は勝ち越しですが、ほとんど振り飛車相手に勝ち星を稼いでいるのが現状です。
とにかく、右玉に囲って耐えて粘って逆転勝ちという将棋が多いのが特徴の私ですが右玉以外の戦型も指すこともあります。2番目に多い矢倉は、土居矢倉狙いという変わり種のタイプが好きでそれを目指して駒組みを進めていますが、速攻策相手に苦戦を強いられて負けるという内容が目立ちました。
振り飛車では三間飛車を指します。三間飛車藤井システムという戦法がありますが、それを軸として戦います。成績はいまひとつですが今週に入って復調傾向が出ています。
 
相手から見た戦型は、全体としては振り飛車が多く、四間飛車と中飛車が多いです。対局数が多いということは、攻略がしやすいことの裏返しと言えますが、私は振り飛車相手にほとんど右玉しか用いないのでおあいこという感じでしょうか。四間飛車はじっくり囲うタイプと積極的に踏み込んでいくタイプが半々という感じです。どちらかと言えば後者のほうが怖いです。右玉党の私としては、四間飛車に限らず積極的に動いてくる振り飛車は常に仕掛けを意識して指さないと一気に持っていかれる可能性が高いため、じっくりと囲ってくれると戦いやすいと言えます。
中飛車は一世風靡したゴキゲン中飛車や角道を止めてからの中飛車が軸ですが、中にはあえて角道を開けないで中飛車に振る作戦もありました。中飛車相手には糸谷流右玉を軸に戦うのが私の将棋。こちらも積極策は要注意です。
居飛車では、矢倉の将棋が多かったです。相矢倉や左美濃で対抗する将棋が多いです。相矢倉と言いましても、かつて「純文学」と呼ばれていた時代のがっちり囲いあう相矢倉というより、私の土居矢倉と相手の王道矢倉のぶつかり合いの将棋が多いです。左美濃対矢倉は今から約6~7年前に発見された構想の1つで、がっちり囲う矢倉には、居角左美濃急戦という作戦が有効という説が浮上。たちまち矢倉は崩壊され、序盤からの駒組みの練り直しを迫られた矢倉党も多いと聞きました。いずれにしても、私の将棋が力戦調の変則型のタイプであることは間違いありません。
 
 

さていろいろと話してきましたが、今日はここまでとさせていただきます。本日も長文となりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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