13日の西湖セイコ遊覧と雷峰塔観光をして杭州泊。

 

14日は午前中に西湖西北にある霊穏寺レイインジに。
このお寺は中国禅宗五山十刹の一つであり、...
「雲林寺」とも呼ばれます。326年にインドの
高僧、慧理によって建立されたものです。
  
霊穏寺の額が掛かる門をくぐって歩き始めると、
飛来峰と呼ばれる渓谷の岩肌に沢山の石仏や石塔などが
彫られていて、興味がそそられます。

 

その景色を見ながら歩き続けると霊穏寺の入り口に到達。
いくつものきな大建物があり、中は中国仏教ワールド。

 

最初入ったのは天王殿、写真は右が多聞天、左が広目天。

下は大雄宝殿ダイオウホウデン(本堂に相当する)

大雄宝殿の中央には蓮花台の上で結跏趺坐ケッカフザまします

大きな釈迦如来の彫像。彫像の高さは24.8メートル、

石の蓮花座から背光頂までの高さは19.6メートル、

仏像は9.1メートルで楠クスノキの寄せ木造りです。

殿内の東西両側には「二十諸天」の立像、後ろ側には

十二尊の座像があります。

又、釈迦如来の背面側にある、善財童子が観音を拝む

「善財童子五十三参」の海島の立体群像も動いている

ようで、これらすべての迫力に圧倒されました。

幾つもの建物を抜けて上に向かうと、日中国境回復30周年
を記念して建立された弘法大師像がありました。
延歴23(AD804)年、弘法大師(空海)一行は遣唐使として
中国へ渡り、福建から杭州を経る時、霊隠寺に寄り参拝した
と伝えられます。

 

その後、弘法大師は唐の都、長安(今の西安)まで

足を運び、青龍寺で真言密教を学び、灌頂を受法されて、

帰国後、高野山で真言宗を開かれました。
言葉で表現できないほど凄い方ですね。

最後の写真は境内で見かけたお坊さんです。

語らう姿は穏やかで修行僧の雰囲気はなかったです。