●ブラジル×日本女子 2ー3
・この日、日本は事実上の決勝戦に臨んだ
結果は逆転勝ちの大勝利
最後は石川が止めを打った
試合の流れはブラジルペースで進む
日本が前回と違っていたのはブロックの工夫
前回いいように打たせたガビに対し必死にブロックで抵抗した
この邪魔したことが後でボディブローのように効いてくる
ポテンシャルの高いブラジルに1、2セットを簡単に奪われた
後のない日本は攻撃的選手を入れ換え追いすがる
ワンタッチを掛けレシーブで粘り辛うじて返すラリー戦が続く
根負けしたブラジルに2セットを返した
第5セット
ブラジルの攻撃はガビのスパイクから入りサイドで決まらないときは高いミドルでねじ伏せるといういつものパターン
相手の攻撃を切りたいときもミドルを使ってくる
日本はそれが分かっているが中々止められない
しかし日本のブロックは次第に機能し始める
最初に蒔いた種が芽をだし始める
一方、攻撃面では最初からミドルに種を蒔かなかった分サイドに頼る苦しい展開
古賀、石川、和田に負担が増える
予想された展開を覆したのは山田のサーブだった
山田のサーブで連続得点すると一時は7ー1と大量リードした
しかしすぐに追いつかれ、その後は一進一退
最後は拾い勝ちした日本が石川のスパイクで止めを刺した
最後、古賀でしめなかったのが勝てた理由かもしれない
石川がエースという考えは今も変わらないしマークがきつい古賀を使うのは大冒険
古賀を敢えて使うならバックアタックと私は考えている