●改造内閣人事の目玉は国防大臣ベラウソフ
・軍務経験の無いベラウソフが国防相に任命された
ショイグ国防相の元で経済を担当していたベラウソフが国防相に昇格し、後任に国内の軍事産業を指揮してきた人物が第一副首相の座に着いた
他に3人の第一副首相が副官として任命されたがその中に安全保障会議書記パトルシェフの長男がいる
この人事は戦争継続・維持を最優先した人事と見られる
クリミア併合を成し遂げたショイグはその顔で特別軍事作戦を指揮し失敗した
3日で終わる筈の戦争はずるずる長引き3年目に入った
この度の人事は国防省高官の更迭を目的としたものだ
ショイグに付き従った副官は全て失脚の途にあると考えられる
プーチンの狙いは国防省人事を刷新し新たに軍事を中心とした国内産業を育成し近代化を遂げることではないかと見られる
長い間国民の生活から遠ざかり贅沢三昧に耽ってきたプーチン自戒の結論は、国内産業の育成と近代化という二つの結論に行き着いたと見られる
長い間忘れていた忘れ物を「特別軍事作戦」の失敗が思い出させたのだろうか?
この度のハルキウの猛攻はさながら「手負いのヒグマ」が手当たり次第に民間人を襲う様に似ている
容赦ないプーチンの攻撃はショイグの失敗と無関係ではない
ウクライナ軍はこれまで以上に激しい攻撃に曝されることを覚悟しなければならないだろう