●「ウクライナ抜きの停戦協議はしない」ジョー・バイデン
#ウクライナは「勝ち負け」を争っている訳ではなく「祖国防衛の戦い」をしているだけだ
だからロシアを追い出すまで戦い続けるしかない
一方ロシアは「勝ち負け」の懸かる戦いをしている
「勝っている時を狙い停戦を申し込む」のは常套手段だ
両国の立場の違いは戦いが終わらないことを意味する
バイデンが「ウクライナ抜きの停戦協議はしない」と言ったのは尤もな話だ
●「ロシアが負けるわけがない」イーロン・マスク
「ロシアに好きなようにさせろ」「プーチンにEU攻撃をけしかける」トランプ
#かなり極端な人の意見だとおもう
ウクライナ支援は「勝ち負け」の応援ではない
できることなら勝たせてやりたいがそれ自体は目的でない
それぞれの国の事情で支援しているので量、質、時期は異なる
支援の決定はEU全体の意志を代弁したもので個々の国々の本音は別の処にある
ナイフを振りかざして追って来る殺人鬼から逃れてくる人をかくまう行為は間違っていない、杉原千畝だってそうした
人間的な共感の気持ちがあればそうするだろう
しかるにマスクは「勝ち負け」をいい「人間的な振る舞い」を軽んじた
トランプは自分の快・不快の感情を優先した
二人は自分を優先して国の方針に背を向けた
トランプを嫌う人たちはトランプが10歳の子どもなら赦すだろう
「さもありなん」と相手にもしない
しかし70を過ぎた老人の口ならそうもいかない
狂人とも痴呆とも受け取れる発言はトランプ支持者たちを困惑させている
ウクライナの「涙の抵抗」を「戦争の勝ち負け」や「好きにやらせろ」のヤジに置き換えるのは良くない
それにしても「ロシアが負けるわけがない」とアメリカ人の口から聞くとは思わなかった
アメリカはベトナム戦争で負けている
ロシアだってそうなるかもしれない
#放言はアメリカに住んでいるから言えるのであって自由に商売ができ発言ができ殺されないで済むこの国だからこそ出来るものだ
自分の国がロシアだったら、中国だったら、北朝鮮だったらと一度は考えねばならない
アメリカに「住まわせてもらっている」という有難味はそんなところから生まれてくる
トランプやマスクはいまに酔いしれて祖先を忘れている
開拓者の祖先の苦労をおもっていない
日本の尖閣諸島防衛を見ればわかるだろうが先祖伝来の土地ですら守るのは簡単ではない
それはアメリカとて同じ
木を見て森を見ず
人ばかり見ていると自分の立脚地を忘れるようだ
アイデンティティの無い思考は現代人を陥いらせ惑わせる