世界が認めた靴修理 -2ページ目

ニセ靴修理職人駆逐大作戦

今日は他のお店にお手伝い。

自慢じゃないけど

普段の2倍の売り上げ

これって?

最近お客さんがこなくて

なんてよく聞くんだけど

???????????

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いろいろ使ってるみたいだけど

もっと大事な事忘れてません?

自分がお客さんにしてあげられる事の

エネルギーが大きければ大きいほど

売り上げも上がるんじゃないのかな。


その事をアドバイスしたら

「そんなに熱くなれないよ。」

だって



でもこの方だけじゃないんです。

この業界の9割はそんな考えじゃないのかな

残りの1割

この方々のお店に行きたいですよね

見分け方知りたいですよね?

これマジで業界を敵にまわしそうなんですが

答えは





職人が磨き込まれた革靴履いて仕事してるか



これ当たりますよ


それでいいんですか?

最近、理由は様々だと思うが

この業界に割引なる病が蔓延してる。


で質問なんですが

何を割り引くんですか?

技術?材料の質?

はっきり言ってこの仕事で

割り引く事が出来るものって

一つもない。


それはあなたが一番よくわかってるはず。


もっと自信をもっていこうよ。



お客さんたちも割引だからって

ほいほい喜んでいちゃだめだよ。

絶対満足のいく修理じゃないから。


普段俺たち職人は修理箇所だけじゃなく

他のところが傷んでいないか

必ず見ながら修理していくのね。

例えばだけど

トップリフトを機械で仕上げてる最中に

いつもと違う振動を感じる時があって

その時はヒールを固定してるねじや釘が

ゆるんでる事が多々あるのね


(これが分かるまでに10年かかった)


その時は追加料金なしで修理するのよ。

かなり手間はかかるけど。

つまり価格以上のサービスを常に意識してるわけ

そうしないと気持ち悪くて夜も寝つけないのよ(苦笑)

気が小さなやつなもので・・・


でも割引してる最中にそこまでするかは???



先日紳士靴をお直しされた方がみえられて

「おかげさまでプレゼン成功しました。」

とご挨拶にみえられました。

お話を聞くと、スーツにパリッとしたワイシャツ

そしてしっかりメンテナンスされた靴を履いた事で

自信をもってプレゼンにいどめたとのことでした。



受け手である我々が自信をもって仕事に取り組む事で

お客様にも自信を持ってもらえるのかな


そんなエピソードでした。

証明されました

昨日書いた記事が

証明されました。


ぱっと見60代の男性のお客様が来店。

作業途中だった靴を見るなり

お客様「いい仕事してますね」

なにかその時に惹かれる感じを受けたのですが

そのお客様は大の靴好きのようで

30分近く話し込んでしまいました

驚いたのは靴に対する哲学が

昨日俺が書いた記事のまんまの方だったのです

若いときから堅く頑丈な靴ばかり履いてきた

との事で本日の靴もしっかりした作りの靴でした。

その後びっくりする出来事が

話の流れで昔の男性のたしなみの話になり

「実は俺80なんだよ」

とお客様

えっ?80ですか?

俺接客業が長いので年齢は大体わかるのですが

まさか80歳だったとは

やはりきちんとした靴は俺の予想どおりだったわけです。

そのお客様からはヨーロッパの社交場における

男の身だしなみを教わりました

人生の先輩から貴重な体験をシェアさせて頂ける

この仕事していて本当によかったと感じるひとときでした