皮革修復研究家@ゆみです。

最近ティンバーランドのイエローブーツに関してお手入れのご依頼やご質問をいただいています。

このページをご覧いただいてお問い合わせをいただいています。

このティンバーのページでは、具体的なお修理方法などに触れることなく、ビフォーアフターを掲載しただけなので、簡単にヌバックのお手入れについてまとめますね。

★ヌバック素材の特徴

表側をブラッシングにより起毛した素材で、なめらかな手触りと柔かな発色が特徴の素材です。
起毛しているため吸水性が高くなります。

表面をなぞると、カーペットの上に掃除機をかけたような跡がつきます。

★普段のお手入れ

・ブラッシング
1日履いた靴はかなりホコリを吸収しています。
玄関先でブラシでホコリを払っておくだけで、汚れの定着を防げます。
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・消しゴム
革専用の消しゴムで、これは起毛素材専用のもの。
ヌバックは黒く擦れたような汚れがつきやすいので、気になる汚れは定着する前に消しゴムで落とします。
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・防水スプレー
撥水効果を高めることで汚れやとっさの雨からのダメージを防ぎます。
このコロニルの防水スプレーは、革の内部に浸透して撥水するので効果が高いようです。
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★それでも取れない頑固な汚れには
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起毛素材専用のクリーナーを使ってみてください。

色々なメーカーからスエード用クリーナーは出ていますが、私は個人的にコロニルを愛用しています。

★退色が気になってきたら
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スエード専用の補色剤を使います。
こちらはスプレータイプのものですが、あまり近くでかけると液だれしてシミの原因、ムラになりますので、30センチくらい離して、こまかな霧が全体にかかるイメージでかけます。

色は、本体の色よりも若干薄い色を選んでおけば間違いはないでしょう。

靴の中や、靴ひも、底材、色コンビになっているステッチ部分なども色がついてしまいますので、必ずマスキングしてから始めてください。

特にティンバーの場合、ソールがラバーで、色が白や薄いベージュなどのモデルもあります。
ラバーに吸着してしまった染料、汚れなどは絶対に落ちませんので、かならずソール部分もマスキングをお忘れなく。

スエードスプレーを使って二次的なダメージを引き起こさないようご注意くださいね。

それでも落とせないシミなどがありましたら、どうぞご相談ください。


日頃のお手入れで起毛素材も美しさを保つことが出来ます。

お手持ちの靴のお手入れにお役に立てたら幸いです。

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