震災そして被災建築物応急危険度判定士
今日の小豆島は最低気温が -0.2℃ で寒い朝でした。
日中の最高気温はは9.1℃と平年よりやや高めとなりました。
震災・・・
皆さんもご存じの通り、1月12日、ハイチで大きな地震があり
大変な状況となっています。
またちょうど15年前、阪神・淡路大震災で多くの尊い命が奪われました。
1995年1月17日午前5時46分、私は急ぎの仕事のためちょうど事務所で
建物の図面を書いていました。突然、かなりの揺れを感じました。
経験したことのないような揺れでした。
すぐにテレビをつけニュースを見ると、次から次へと驚くような状況が
目に飛び込んできます。
高速道路が横倒し、ビルの倒壊、大規模な火災・・・
耐震にすぐれているといわれていた日本の土木・建築の建造物がこういう状況
になるとは私自身の想像をはるかに超えたものでした。
多くの死傷者、家屋を無くした人・・・本当に辛く悲しい状況でした。
このことは決して忘れてはならないし、無駄にしてはいけないと思います。
以前、神戸にある 阪神・淡路大震災 人と未来防災記念館 に
行ったことがあります。
行かれた方も多いと思いますが、そこは阪神淡路大震災の疑似体験ができ、
防災意識の啓発ができます。とても充実している施設です。
見学をしていると・・・いろいろな思いから涙がでてきました。
阪神・淡路大震災で倒壊した建築物の多くは昔の建築基準に基づいた
1982年以前に建てられたものといわれています。
しかし日本中にはこの昔の基準の建物がかなり多くあります。
そのため地震が発生した場合、早急に建物が危険な状態かどうか判断し、
余震等による人命に係わる二次的災害を防止する必要があります。
そこで、そのことを目的とし、建物を安全かどうか判定する
被災建築物応急危険度判定士 が設けられました。
テレビ等でご存じの方もおられると思いますが、この応急危険度判定士が
被災建築物を調査し、見やすいところに危険(赤色)、要注意(黄色)、
調査済(緑色)のステッカーを貼っていきます。
小豆島でも現在20名が被災建築物応急危険度判定士の登録をしていて、
昨日、連絡網での訓練もありました。
近県で震災があった場合は協力する必要があります。
こういう時こそ助け合う気持ちが必要だと思います。