2026/07/14
今朝起きて、最後の砦、苦しみの感覚それさえも消えていた。ここのところは苦しくて苦しくてどこかを強く握って傷付けて痛みに安心していた。もう苦しさもない。食べたいもの、ほしいもの、明日への希望、昨日の記憶、感情の揺らぎ、どこが痛いのかもわからない。生きる、生きなきゃって生きていられたそんな昔が懐かしくなる。うらやましい。すごく幼い頃の思い出はある。今何をすべきか、わからない。それはある日、文字が書けなくなった。篆刻もできなくなった。私には書道しかなかったのに。何もできない。まわりに迷惑を掛けることしかできない。医療に頼っても見放された。私はあきらめた。小さな感情を飲み込んで、できるだけ誰にも頼らないようにした。書道をやめたらどうか、両親が言った。部屋をリフォームしてしまおう、と。息子に電話したら、ダメだと。私はその日、愛されていることに気付いた。家族みんなが私が体調良く過ごすため、いろいろ考えてその先のことも考えてくれている。細かい言葉は省略しているけれど愛しているをたくさん感じた。だから、死んだりしない。ただ、絶望というものがどんなにつらいか。自宅や自室がわからなくなった。いつも行くスーパーの商品が認識できない。最初は怖くなって震えた。今、その怖さもどこかへ行った。息をするだけ。入れ物。存在価値、あるのかな。申し訳ない、そればかり考える。一人でできることが減った。むしろ、ほとんどない。ベッドから起き上がることやトイレまで歩くだけに介助が必要な日もある。