ドラクエの思い出から学ぶこと。

僕の子供の頃は、

 

 

 

ファミコンが子供達の間で大人気だった。

 

 

 

その中でも１番思い出深いのは、ドラクエ。

 

 

 

社会現象になった空前のヒットゲーム。

 

 

 

そのシリーズ最大のヒット、ドラクエ３の発売日当日、、

 

 

 

僕は兄貴と一緒に、ドラクエを買いに、朝早く起きて、

 

 

 

隣町の藤沢まで遠出をした。

 

 

 

地元のオモチャ屋での事前予約は受付終了してて、ゲット出来ず、

 

 

 

売ってるかどうかもわからないけど、とにかく行ってみようと、ほぼ初めての街へ。

 

 

 

ただその道のりは、まるで宝探しのようなワクワクでいっぱいだった。

 

 

 

朝６時頃、家を出た小学生の２人は、慣れない電車に乗って、藤沢へ。

 

 

 

藤沢についてみると、目当てのお店には、もうすでに行列ができていた。

 

 

 

開店まで３時間以上あるっていうのに、、

 

 

 

焦ってすぐに列の最後尾に並ぶ２人。

 

 

 

前から数えて２０人くらい。

 

 

 

兄貴は、自分なりの予想を立てて、

 

 

 

このくらいの列なら手に入ると自信満々な様子。

 

 

 

良かった、、と安心し、並ぶこと２時間ほど。

 

 

 

全幅の信頼を寄せていた兄貴の、

 

 

絶対に手に入れられる、

 

 

という言葉を信じていた僕の前に、

 

 

 

突然現れた店員の言葉に俺らは愕然とした。

 

 

 

「並んでもらっても、当店にドラクエ３の入荷はございません」

 

 

 

 

えーー！？？？

 

 

 

頭は真っ白、、

 

 

 

その時に並んでいた１００人近くの行列から、ため息や罵声が飛ぶ。

 

 

 

店員が列を解散させようと大声をだす。

 

 

 

あきらめて、、散っていく行列。

 

 

 

もうダメか、、、と思ったとたん、

 

 

 

店の前にあった小さなカメラ屋に突然並び出す人が見えた、、、

 

 

 

ヒロ！並ぶぞ！

 

 

 

兄貴の号令に、

とっさにその列に並ぶ。

 

 

 

とにかく２人は必死。

 

 

 

早起きしてこんな遠くまできて、手ぶらで帰るわけにいかない。

 

 

 

前から５人目、、、

 

 

 

絶対に手に入れる。

 

 

 

藁にもすがる気持ちで並んだあの瞬間を今も忘れられない。

 

 

 

ドキドキしながら、まだシャッターの閉まる店の前で開店の時間を待った。

 

 

 

しばらくしてシャッターが開く。

 

 

 

出てきた店主が予想外の行列に目を丸くし、

 

 

 

口を開いた。

 

 

 

「ウチはカメラ屋なので、ドラクエはありませんよ」

 

 

 

２人とも、どこかでわかっていたけれど、、、

 

 

 

その言葉を聞いて２人は、すっかり陽のあがった道に腰を下ろした。

 

 

 

もうダメだ。

 

 

 

ぶっちゃけ、泣きそうだった。

 

 

 

そりゃそうだよな、、

小さなカメラ屋さんがテレビゲームを、しかも希少なドラクエを取り扱いしているはずもない。

 

 

 

帰りしな、、ドラクエを手に入れた嬉しそうな子供達と何度もすれ違う。

 

　

 

包み紙に包まれた四角い小さな箱が、あんなにも羨ましく思った日はない。

 

 

 

違う店に並べば手に入ったかもしれない。

 

 

 

後悔の念にさいなまれながら、手ぶらのまま帰る２人。

 

 

 

これは、僕の忘れられない思い出だ。

 

 

 

人ってさ、

面白いもので、

成功した思い出より、失敗した思い出の方がよく覚えている。

 

 

 

ただ今になって思うのは、

 

 

 

苦手な早起きをし、遠出をして、２人で一喜一憂したあの日の思い出は、

 

 

 

かけがえのない思い出だ。

 

 

 

あのあと、近所のおもちゃ屋に問い合わせ、

なんとか予約がとれてから、

 

 

 

ドラクエが届いたのは、数週間も経ってから。

 

 

 

待ってる時間は本当に長かったけど、

 

 

 

箱から取り出して、ファミコンにセットして電源を入れた瞬間には、

 

 

もうそんな苦労なんて、どっかに吹き飛んでた。

 

 

 

２人でめちゃくちゃ興奮したのを覚えてる。

 

 

 

結局、手に入れるまでのその全てが、実は僕ら兄弟にとって、忘れられない大切な思い出になってて、、ことあるごとに思い出す景色。

 

 

 

 

なんでこの話をしたかって言うとね、、

 

 

 

今、、

 

 

 

コロナ禍で、、

 

 

 

いつ日常が戻るんだろう？

 

 

 

いつになったら、ライブできるんだろう？

 

 

 

湘南乃風として２年休止して、やっと再始動できたと思ったツアーが、突然延期になってさ、

 

 

 

全く予定通りになんかいかなくて、

 

 

 

正直つらく感じることもある。

 

 

 

きっと皆も、それぞれのつらさを抱えていることと思う。

 

 

 

でもさ、

 

 

 

遠い未来から振り返った時に、

 

 

 

このしんどい時間も、きっとかけがえのない大切な思い出になっているんじゃないかって、

 

 

 

感じてる。

 

 

 

また最近、コロナが猛威を振るいだしてたり、

本当大変だけど、、

 

 

 

腐らず、あきらめずに戦っていけば、きっといつか打ち勝てる。

 

 

 

そう信じてる。

 

 

 

ドラクエがやっと届いたあの日のような、

すべての苦労が吹き飛ぶそんな日が、

必ず訪れると、、、

 

 

 

だから、みんなで頑張っていこうね。

 

 

 

家にあるドラクエのフィギュアを見てたら、

ふとそんな日のことを思い出したんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

読んでくれてありがとう。

 

 

今日も一日張り切っていきましょう！

 

 

ではまたっ。

 

 

★SHOCK EYEの子どもの頃のエピソードはこちらもどうぞ★

 

 

永遠の駄菓子。

 

懐かしの味、思い出の味は何？

 

 

 

親孝行になったかな。

 

 

 

➡️NEWオンラインサロン

▼SHOCK EYEのわくわく相談室

今だけ30日間無料！

※ 30日間無料キャンペーンは2020/7/31に終了予定です。

＜メンバー特典＞

僕が今とても楽しんでる場所の話。

 

 ・限定待ち受け配布

※会員証代わりの待ち受け画像が毎月届きます。

 

・神社情報

動画やテキストでオススメ神社や神社の楽しみ方を紹介！

 

・パーソナル人生相談

Zoomを使ってSHOCK EYE と1対1で相談できます。 

 

 

 

➡️SHOCK EYE 新刊クラッカー　発売中！

 

➡️SHOCK EYE 初の著書　アメブロにて全文公開中！！